「被爆地から平和を訴える」 hummelが平和祈念ユニフォームを発表

7日と8日の2日間にかけて広島で、広島県選抜と長崎県選抜のユースチーム(U-15、U-18)による「HiFA 平和祈念 2019 Balcom BMW PEACE MATCH」を開催。その試合で両チームの着用ユニフォームを、スポーツメーカーのHummelがデザインした。

平和祈念ユニフォームは、戦後70年、被爆70年を迎えた2015年の夏より、ヒュンメルがV・ファーレン長崎と発表してきた夏季限定のスペシャルユニフォーム。それが今年はユースの舞台でも実現した。

Team Hiroshima 2019 Hummel Peace Match FP

広島県選抜のユニフォームは、前面に広島の原爆ドーム、背面に長崎の平和祈念像をそれぞれプリントする。

右肩には被爆した日付が入る(広島は8月6日、長崎は8月9日)。一瞬で人生を失うことになった人々に想いを馳せ、未来に平和を繋いでくれるユース世代と共に、ピースユニフォームが平和を希求する。

Team Hiroshima 2019 Hummel Peace Match GK

広島選抜のGKユニフォームはグリーンに。背面にはFP用と同じように、平和記念像をプリントする。

Team Nagasaki 2019 Hummel Peace Match FP

長崎選抜のユニフォームは広島選抜とは反対に、前面に長崎の平和記念像を、背面に広島の原爆ドームをプリントする。

Hummelはこれまでも原爆の悲惨さとともに、スポーツのできる平和の尊さを国内外に発信。広くスポーツのできる平和の価値を訴えてきた。

Team Nagasaki 2019 Hummel Peace Match GK

世界でただふたつだけの原子爆弾の被爆地である広島県と長崎県が、「核兵器のない平和」というゴールに向かって、互いにリスペクトし合いながら70年以上の歩みを続けてきたことを表現。広島は長崎の、長崎は広島の想いや願い、悲しみを背負うデザインで平和を願う。

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