セーリング吉田・吉岡組、五輪代表内定 神奈川ペア世界選手権2位

総合2位で東京五輪代表に内定し、表彰台で笑顔を見せる吉田(左)、吉岡組=藤沢市の江の島ヨットハーバー

 セーリングの東京五輪代表選考を兼ねた「470級世界選手権」最終日が9日、五輪会場の江の島ヨットハーバー沖で行われ、相模原市出身の吉田愛と藤沢市在住の吉岡美帆組(ベネッセ)が総合2位に入った。「3位以内で日本人最上位」の選考基準を満たして五輪代表に内定した。

 自身、4度目となる最高峰の舞台に臨む吉田は「いつも練習している江の島でメダルが取れて本当にうれしい。あと1年、しっかりと準備したい」と喜んだ。

 吉田 愛(よしだ・あい) 旧姓は近藤。日大-ベネッセ。470級スキッパー。4大会連続で五輪代表入り。出産で一時休養後の2017年秋に復帰し、昨年の世界選手権、アジア大会で優勝。練習拠点は江の島。相模原市出身。161センチ、58キロ。38歳。

 吉岡 美帆(よしおか・みほ) 立命大-ベネッセ。470級クルー。2013年から吉田とペアを組み、リオ五輪で5位入賞。東京五輪を見据えて藤沢市に移り住み、吉田とともに江の島沖でトレーニングを積む。広島市出身。177センチ、70キロ。28歳。

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