魚津工高が初優勝 乾電池動力の改造自転車レース

クラス2で優勝したBチーム(左側)と3位入賞のAチーム

 市販の自転車を電動自転車に改造して速さと耐久性を競う「2019Ene(エネ)-1(ワン)チャレンジ KV-BIKE(バイク)」が三重県の鈴鹿サーキットであり、クラス2(中学部門・高校部門)で、魚津市の魚津工業高校電気工学部(中島空良(そら)部長)のBチームが優勝、Aチームが3位入賞した。クラス2優勝は同校初で、Bは企業や大学などクラス1を含めた総合でも2位。9日に同校で大会の成績報告があり、学校関係者は「2チーム入賞は快挙」と喜んだ。(新川支社・米沢昌宏)

 大会は4日開かれ、クラス2に15チーム、クラス1に23チームが出場。ドライバーとメカニック担当合わせて5人の各チームは、モーターを積んで単3電池40本で走るように改造した自転車を用意した。

 2.243キロのコースで1周のタイムと1時間で何周できるかを競い、魚津工業Bチームは1周4分42秒をマーク、1時間で8周走った。

 同校は6年連続出場で、高校部門での優勝もある。今年は2チーム合わせて12人が、先輩たちの工夫を含め過去のレースで得た経験を生かし、4月から本格的に自転車の改良を重ねた。

 Bチームのリーダーでドライバーも務めた中島部長(3年)は「入賞を逃した昨年の悔しさをばねに優勝できたこと、魚津工業として良い成績を残せたことがうれしい」と話した。

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