DeNA乙坂、プロ初サヨナラ打 「自分で決めようと」

【横浜DeNA-中日】9回、サヨナラ打を放ち手荒い祝福を受ける乙坂=横浜

 <横浜DeNA5-4中日> 4-4の九回1死満塁。代走で途中出場していたDeNA乙坂が打席に入った。「みなさんがつないでくれた。何とか自分で決めようと、強い思いだけだった」。1ボールから高めの150キロを強振し、右飛で三走桑原を生還させた。

 プロ8年目で初のサヨナラ打。満面の笑みで両手でガッツポーズをつくり、仲間たちから祝福の水を浴びた。この日2アーチで次打者の伊藤裕も「正直プレッシャーがすごかったので、決めてくれてよかった」と先輩をたたえた。

 チームは2連勝で首位巨人に1ゲーム差と食らい付く。「本当にチームはいい位置にいるし、すごくいい雰囲気」と乙坂。7月27日の中日戦以来9試合ぶりの打点にも「勝てたことがうれしい。何点差あっても絶対に勝てると思っていた。次もしっかりいい準備をして勝ちにいく」と、すぐにかぶとの緒を締め直した。

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