瑞龍寺 幻想的に 11日からライトアップ

試験点灯で幻想的に浮かび上がる山門

 国宝瑞龍寺を舞台にした夏の風物詩「夜の祈りと大福市」が11、12の両日に開かれる。国宝の大伽藍(がらん)を色鮮やかな光でライトアップするため、10日は試験点灯を行った。

 実行委員会のメンバーらが、光の明るさや角度などを調整。山門前では、光を動かす照明器具「ムービングライト」を使い、光の動きを確認した。

 イベントは祈りをテーマに毎年お盆に合わせて開催。作曲家、山口道明さん(高岡市)のオリジナル曲「風の色」「夢幻回廊」などを流し、光と音で来場者を非日常へといざなう。トイレの神様として知られる「烏瑟沙摩(うすさま)明王像」の前での読経や富山大芸術文化学部ととやま広告業協会の共同企画「富山の魅力」パネル展を開催。浴衣のレンタル(有料)を実施し、浴衣姿で来場した人は入場無料とする。

 ライトアップは午後6時半~同9時半。運営協力費(入場料)500円、中学生以下無料。周辺に駐車場はなく、イオンモール高岡の駐車場から会場まで無料シャトルバスを運行する。実行委主催、国宝瑞龍寺、国宝瑞龍寺保存会、高岡市下関校下連合自治会、北日本新聞社など共催。

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