富山でこども舞台芸術祭 20団体 多彩な演目

ダンスの練習の成果を披露する子どもら

 舞台を通じて子どもたちが交流を深める「第2回とやまこども舞台芸術祭」が11日、県教育文化会館で開かれた。音楽や舞踊、伝統芸能に取り組む県内18団体と、ハンガリーの劇団を含む特別出演の2団体が多彩な演目で来場者を魅了した。

 子どもたちの豊かな感性を育み、文化交流の輪を広げようと昨年に続き企画した。

 バイオリンを中心としたSOSEIジュニアアンサンブル(富山)や、国内外で活躍する可西舞踊研究所(高岡)、和太鼓に取り組むいずみ幼稚園(同)などが次々とステージに登場。民踊豊之(ほうし)会(同)は息を合わせて「五箇山のおどり」を披露し、ニシムラヤスコダンスファクトリー(入善)は元気いっぱいの踊りで来場者を楽しませた。

 特別公演として富山ゆかりの音楽家でつくる「とやま音楽隊」と、ハンガリーの「劇団プレイヤーズ・スタジオ・デブレツェン」が出演。来年の「とやま世界こども演劇祭」をPRするワークショップもあった。県芸術文化協会と県、富山テレビ放送、北日本新聞社でつくる実行委員会主催。(文化部・米沢慎一郎)

ポーズを決める子どもたち
和太鼓を演奏する園児
練習の成果を披露する出演者
かわいらしい衣装を着て踊る子どもたち
迫力のあるダンスを繰り広げる出演者
稽古の成果を発揮したステージ

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