レッズ・アキーノが止まらない 1試合3発の大暴れ

【カブス1-10レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

レッズは、売り出し中の新人外野手、アリスティデス・アキーノが大暴れ。2回裏に5号ソロ、3回裏に6号ソロ、4回裏に7号ソロと3イニング連続で一発を放ち、カブスを10対1で破ったチームの勝利に大きく貢献した。打線が4回までに9点を先行する猛攻を見せるなか、レッズ先発のソニー・グレイは6回2安打無失点の好投で今季7勝目(6敗)。その後の3イニングを2番手のサル・ロマノが5安打1失点で乗り切り、今季2セーブ目をマークした。一方、カブス先発のカイル・ヘンドリックスは3回途中12安打7失点の大乱調で今季9敗目(8勝)。ナ・リーグ中部地区首位のカブスだが、2位ブリュワーズとのゲーム差は1.5に縮まった。

昨季までメジャー通算1打席、1打数ノーヒット1三振だったアキーノの勢いが止まらない。日本時間8月2日にメジャー昇格を果たし、今季9試合目の出場となったこの試合、アキーノは3イニング連続となる3打席連続本塁打を放ち、「デビュー10試合で7本塁打」というメジャー記録(ロッキーズのトレバー・ストーリー)に並んだ。また、デビュー10試合以内に1試合3本塁打を記録したのは、1997年フィリーズのボビー・エスタレーヤ以来22年ぶり史上2人目の快挙。さらに、4試合連続本塁打を記録したレッズの新人は、1984年のエリック・デービスに次いでアキーノが2人目である。そして、この日はアストロズのヨルダン・アルバレスもオリオールズ戦で1試合3本塁打を記録しており、同日に2人の新人が1試合3本塁打を達成するのは史上初。今季9試合で打率.464、7本塁打、OPS1.750と驚異的な打棒を振るっているアキーノの勢いがどこまで続くか注目だ。

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