小中生の情報一元化 県教委、校務支援システム導入へ

 県教委が、市町村単位で小中学校の児童や生徒の情報を一元化し、教委や各校、教職員ともにネットワークで共有する「統合型校務支援システム」を導入することが11日、分かった。小学校入学時に入力した基本データが中学校卒業まで引き継がれ、名簿作成や出欠管理、通知表記入といった関連事務に自動的に反映できる利点から、大幅な省力化が可能となる。情報管理についても対策を徹底する。県教委によると、全県統一のシステムは全国でも珍しく、2021年度の完全導入に向けて準備を進める。

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