台風10号 お盆のUターンラッシュ時の15日ごろ 西日本に接近・上陸のおそれ

12日(月)午後6時の波の予想

 大型の台風10号の影響により、小笠原諸島では、12日(月)明け方にかけて猛烈なしけとなるため、高波に厳重に警戒が必要となる。

 東日本と西日本の太平洋側や沖縄では、午後から高波に警戒し、東日本と西日本の太平洋側では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風に注意が必要だ。

12日(月)午前3時現在の台風10号の位置と予想進路

 大型の台風10号は、12日午前3時には父島の南西約490キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいる。中心の気圧は965ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで中心から半径280キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。

 台風は、13日(火)にかけて日本の南を北西へ進み、その後は進路を北よりに変えながら、15日(木)ごろには西日本に接近し、上陸するおそれがある。

台風10号に関する全般気象情報

 小笠原諸島では、台風の影響で非常に強い風が吹き、海はうねりを伴い猛烈なしけとなっている。小笠原諸島では、12日明け方にかけて、非常に強い風が吹きうねりを伴って猛烈なしけとなる見込み。

 また、東日本と西日本の太平洋側や沖縄では、12日夜から、うねりを伴った大しけとなる。14日(水)以降は、東日本と西日本の太平洋側では、さらに風が強まり波も高くなる見通しだ。

 <13日にかけて予想される最大瞬間風速>

  沖縄               35メートル

  小笠原諸島、九州南部、奄美。四国 30メートル

 <13日にかけて予想される波の高さ>

  小笠原諸島         9メートル

  四国、九州南部、奄美、沖縄 7メートル

  伊豆諸島、東海、近畿、九州北部 6メートル

 小笠原諸島では、うねりを伴った高波に厳重に警戒し、強風に注意が必要だ。東日本と西日本の太平洋側や沖縄では12日午後から高波に警戒し、強風に注意が必要となる。

予想される雨量

 東日本と西日本の太平洋側では12日午後から台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、台風が接近する前から東から南東斜面を中心に大雨となるおそれがある。

 台風の接近に伴って15日ごろにかけて台風本体や周辺の発達した雨雲が流れ込むため、西日本を中心に雨量はさらに多くなる見込み。

 <13日午前6時までの24時間に予想される雨量(多い所)>

   東海         150ミリ

   近畿         100ミリ

 <その後、14日午前6時までの24時間に予想される雨量(多い所)>

   東海         200~300ミリ

   近畿、九州南部、奄美 100~200ミリ

   四国、沖縄      100~150ミリ

 土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や突風に注意が必要となる。最新の台風情報に注意したい。

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