今年の「幸水」大きめ 呉羽で目ぞろい会

見本の果実を手に、収穫に適した時期などを確認する生産者

 呉羽梨「幸水」の目ぞろい会が11日、富山市吉作のなのはな農協呉羽梨選果場で開かれ、生産者が出来を確認した。開花時期の春先からの日照時間が多かったため例年よりも大きく、甘みは平年並みという。12日に出荷し、13日からスーパーなどの店頭に並ぶ。

 見本となる実が並べられ、県富山農林振興センターの職員が収穫に適した色や大きさなどを説明した。土田昭選果場長は、果実の皮や葉に黒い斑点が出る「黒星病」について「今年は極めて少なく抑えることができた」と成果を話した。

 9月上旬まで平年並みの計1100トンの出荷を見込む。ピークは今月25~27日ごろの予定。

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