【今週の日本の卓球】松島輝空カデット男子優勝、小塩遥菜3冠 ジュニアサーキット香港OP全日程終了

写真:松島輝空(木下グループ・写真左)と小塩遥菜(JOCエリートアカデミー・写真右)/提供:ittfworld

8月7日から11日にかけてITTFジュニアサーキット香港オープンが開催され、男女ジュニア(シングルス・ダブルス・団体戦)と男女カデット(シングルス・ダブルス・団体戦)で計12種目が行われた。

日本からは松島輝空(木下グループ)や張本美和(木下グループ)、小塩遥菜(JOCエリートアカデミー)らが出場し、12種目中5種目で優勝を勝ち取った。

男子試合結果

写真:松島輝空(木下グループ)はカデット男子シングルス優勝/提供:ittfworld

男子シングルスでは、カデットで松島輝空が優勝。ジュニアでは18歳のタイ選手相手に1ゲームを先取するも歯が立たず、ベスト16で敗れてしまったが、カデットではフルゲームを2試合勝ち切るなど、勝負強さを見せた。

同じくカデットに登場した渡部民人(偉関TTL)もシングルスで奮闘したが、チャイニーズタイペイの選手に敗れ、ベスト16止まりとなった。

松島輝空/渡部民人のダブルスは、カデットベスト8。優勝したチャイニーズタイペイペアに1ゲーム目を先取したが、2ゲーム目を競り負けると試合の主導権を奪われ、善戦するも敗れた。

女子試合結果

写真:張本美和(木下グループ)は悔しい準優勝/提供:ittfworld

ジュニアシングルスの優勝は小塩遥菜。準々決勝では赤江夏星(貝塚二中)との同士討ちを制し、勢いそのままに決勝へと駒を進めた。決勝では韓国選手と一進一退のシーソーゲームを演じ、先に3ゲームを奪われてしまう。しかしそこから落ち着いたプレーで粘り、フルゲームの激闘の末に逆転勝利を収めた。

また、小塩・赤江の2人で組んだジュニア女子団体戦では、地元中国香港チームを危なげなく2連破して優勝した。一方カデットでは、張本美和・青木咲智(石田卓球クラブ)の2人で戦った団体戦で優勝を果たした。

シングルスでは張本美和が準優勝。決勝までは安定した勝ち上がりを見せたが、決勝では一転して苦しい展開が続き、ストレート負けを喫した。決勝の相手は団体戦のシングルスで勝利していた相手だっただけに、悔いが残る準優勝となった。

また小塩遥菜と組んだカデットダブルスでは、全試合ストレート勝ちで優勝を勝ち取った小塩はジュニアシングルス、ジュニア団体、カデットダブルスで3冠を達成した。

文:ラリーズ編集部

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