田中9回途中無失点の快投で8勝目 ヤンキース接戦制す

【ヤンキース1-0ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ヤンキースは、ここ最近打ち込まれる登板が目立っていた田中将大が、9回途中まで94球を投げて被安打3、奪三振4、無四球、無失点という素晴らしいピッチングを披露。9回裏無死一塁の場面で田中をリリーフした2番手のアロルディス・チャップマンがブルージェイズの反撃を封じ、1対0で接戦をモノにした。好投した田中は、日本時間7月21日のロッキーズ戦以来となる今季8勝目(6敗)をマーク。チャップマンには今季31セーブ目が記録された。一方、ブルージェイズは先発のトレント・ソーントンが6回3安打1失点の好投を見せるも今季8敗目(4勝)。打線は二塁を踏むことすらできなかった。

田中が好投を続けるなか、ブルージェイズ先発のソーントンの前に4回まで無得点に封じられていたヤンキース打線だが、5回表先頭のジオ・ウルシェラがレフトへの二塁打で出塁すると、続くブレット・ガードナーがライトへのエンタイトル二塁打を放って1点を先制。その後、6回表一死満塁のチャンスでウルシェラが併殺打に倒れるなど、追加点を奪うことはできなかったものの、田中からチャップマンへ繋ぐリレーで1点のリードを守り抜いた。9回裏無死一塁の場面で登板したチャップマンは、ブラディミール・ゲレーロJr.と13球に及ぶ熱いバトルを展開。最後はフルカウントからの13球目、時速99.6マイルのフォーシームでショートへの併殺打に打ち取った。

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