顔に似合わず上品な白身『マゴチのさばき方』 動画&写真で解説 扁平な魚体が特徴のマゴチは、あまり食欲をそそる見た目ではありませんが、上品な白身がとても美味しい魚なんです。今回は夏が旬、ルアーフィッシングでも人気の『マゴチ』が釣れたので、マゴチのさばき方を解説してみたいと思います。

夏が旬!マゴチ

いやー暑い!夏真っ盛りですね!暑いから最近は頑張って朝四時に起きている小林です。

今回は夏が旬、ルアーフィッシングでも人気のターゲット「マゴチ」が釣れたので、マゴチのさばき方を解説してみたいと思います。

マゴチのさばき方を動画でも解説

マゴチのさばき方手順

マゴチってなんだか平べったいし、美味しそうな見た目じゃないのですが、コレが顔に似合わず上品な白身で美味しいんですよね〜。それでは早速さばいていきましょう!

手順1.〆て血抜きします

先ずは〆て血抜きをしましょう。この作業は大きな魚になればなるほど大事です。

通常は釣り場で行うことが多いかと思いますが、今回は釣りたてでしたので、活かしたまま帰ってきてから〆ました。

〆る場所はエラから〆るのではなく、頭の後ろ側を上、下から〆ます。

手順2.ヒレやトゲをハサミで切ります

しっかりと血が抜けたら、次はヒレやトゲの処理です。

マゴチはヒレやトゲがとても尖っているため、手を怪我しないようにあらかじめ切っておきます。

キッチンバサミで処理すると良いでしょう。

続いてはウロコ、頭と内臓を処理。

手順3.ウロコを取ります

トゲやヒレを切ってしまえば安心です。次はウロコ取り等を使ってウロコを取っていきます。

マゴチのウロコは比較的小さく取りやすいですね。

手順4.頭と内蔵を取り除きます

次は頭と内蔵の処理をします。胸ビレあたりに包丁を入れるようにして、頭を切り落とします。

マゴチはかなり頭が大きいため、頭も料理に使うとよいですよ。

お腹を切り、内蔵を処理したら残っている血を綺麗に取ります。“ささら”を使うと楽に綺麗にできます。

続いては三枚におろしていきます。

手順5.三枚におろします

これで三枚におろすための下準備が整いました。

三枚におろす前に必ず水気を拭き取っておきましょう。水気があると滑るだけでなく、魚の鮮度も落ちてしまいます。

大名おろしの感覚で、中骨に包丁をあてておろします。

包丁は斜めにして、押すようにしてやるとスッと入っていきます。

手順6.腹骨をすき取ります

三枚におろせたら、次に腹骨です。

逆さに包丁を入れて……

骨に沿って、腹身を残してすいていきたいところですが、マゴチの腹骨はかなり巻き骨になっているため、一気に切り落としてしまいましょう。

腹身もお吸い物や唐揚げ等で美味しく頂けます。

手順7.皮を引きます

皮に軽く包丁を入れて、皮を引っ張っていくようにすると、上手く皮が引けます。マゴチの皮は割と硬めなので、途中で切れることもないでしょう。

手順8.中骨を抜きます

中骨が残っているので、それを骨抜きで抜いていきます。

マゴチさばき完成!

これで完成です!マゴチは扁平な形なだけに、さばくときも少し癖を感じる魚ですが、やってみると大丈夫!

基本の三枚おろしができたら全然問題なくできるはずです。

見た目からは想像ができない上品な白身。一度食べるとご自身で釣ってさばいてみる価値を感じることができますよ〜。

撮影:DAISUKE KOBAYASHI

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