氷見・久目地区で昆虫食学習会 採集し試食も

昆虫食について説明する内山さん

 バッタやセミ、コオロギなどを食べる「昆虫食」に関する学習会「昆虫食の会in氷見」が11日、氷見市久目地区交流館で開かれ、県内外から参加した約40人が昆虫食の概要を学んだ。

 昆虫食は、人口増加に伴う食糧問題に対処するため国連が推奨している。世界の20億人が2千種に及ぶ昆虫を食べているとされる。

 学習会は久目地区を拠点に地域おこしを目指す一般社団法人「ポリフォナジー」(佐藤文敬代表理事)が企画。長野県出身の昆虫料理研究家、内山昭一さん(東京)を講師に招いた。

 内山さんはカミキリムシの幼虫やオオスズメバチの前蛹(ぜんよう)(さなぎの手前)など「おいしい虫ベスト10」を紹介。昆虫は高タンパクで良質な脂肪があり、ビタミンB群やミネラルが豊富と説明した。

 参加者は近くの野山で昆虫を採集。事前に準備してあったものと合わせ、天ぷらやくん製、素揚げなどにして試食した。

© 株式会社北日本新聞社