レッズがウエーバーでギャルビスを獲得

日本時間8月13日、レッズはウエーバーでブルージェイズからフレディ・ギャルビスを獲得したことを発表した。現在29歳のギャルビスは、来季の契約が年俸550万ドルの球団オプションとなっており、レッズは今季のみならず、来季の戦力構想にギャルビスを含めている可能性もある。ギャルビスは日本時間8月14日のナショナルズ戦でチームに合流する予定だ。

レッズのデービッド・ベル監督は「我々は長きにわたって彼のプレイを見てきた。私はフィリーズ時代の彼をよく見ていたよ。素晴らしい守備力を持った遊撃手だし、周囲が思っている以上のパワーを持ったスイッチヒッターでもある。チームがより良くなるために彼が貢献してくれると信じているよ」とコメント。攻守両面で貴重な戦力となり得る29歳の遊撃手の加入を歓迎した。

今季のギャルビスは、ブルージェイズで115試合に出場して打率.267、18本塁打、54打点、4盗塁、OPS.743をマーク。本塁打数は自己ベスト(フィリーズ時代の2016年の20本塁打)に迫る数字となっている。レッズは今季、マイナー契約で加入したホゼ・イグレシアスが正遊撃手として活躍しているが、イグレシアスは今季終了後にフリーエージェントとなるため、ギャルビス獲得にはその保険としての意味合いも含まれていると見られる。

今のところ、ギャルビスが今季のレッズにおいてどのような役割を担うかは不透明であり、イグレシアス、ジョシュ・バンミーター、ホゼ・ペラザ、カイル・ファーマー、故障離脱中のデレク・ディートリックらと出場機会を分け合うことになる。ベルは「私の仕事は彼らに出場機会を分け与え、適材適所で起用することだ。彼の加入によって選手起用の幅は広がると思う。彼も複数のポジションを守れる選手だからね」と語っており、ギャルビスは本職の遊撃のみならず、二塁、三塁といった内野の別ポジションのほか、チーム事情に応じて外野の守備に就く可能性もありそうだ。

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