大輪や迎え火 川面染める ふるさと観光上市まつり

夜空を彩る大輪の花火と精霊やぐらの炎=上市川の白竜橋上流(多重露光、写真部・金田侑香里)

 ふるさと観光上市まつりが13日、上市町の上市川白竜橋周辺であり、千発の花火や先祖の霊を招く迎え火が川面を染めた。

 各町内会が竹などで作った高さ10メートル前後の精霊やぐらが河川敷に並び、読経が響く中で一斉に点火された。家族連れらが先祖の霊を招く「おしょうらい」の迎え火を回した。6号の大輪やスターマインなどが次々と夜空を彩ると拍手と歓声が起きた。

 夕方から町中心部が歩行者天国となり、納涼ビアガーデンやステージイベントでにぎわった。恒例の上市音頭町流しもあり、13団体約300人が参加した。町商工会や町などつくる実行委主催、北日本新聞社共催。

おしょうらいの炎を回す人たち
燃え上がるにおとんぼの炎

© 株式会社北日本新聞社