デバースが史上初の4二塁打含む6安打 セール2000K

【レッドソックス7-6インディアンス(延長10回)】@プログレッシブ・フィールド

レッドソックスは、今季ブレイク中のラファエル・デバースが4本の二塁打を放つなど6打数6安打3打点の大暴れ。6対6の同点で迎えた延長10回表にジャッキー・ブラッドリーJr.が14号ソロを放ち、これが決勝点となってインディアンスを破った。「良いバッティングをすることだけを考えていた」というデバースは、1試合6安打以上かつ二塁打4本以上というメジャー史上初の快挙を達成。5番手のブランドン・ワークマンが今季9勝目(1敗)、6番手のアンドリュー・キャッシュナーがメジャー10年目にしてキャリア初セーブをマークした。一方、インディアンスは決勝弾を浴びた5番手のニック・ウィットグレンが今季初黒星(4勝)。ア・リーグ中部地区2位に後退した。

初回にデバースのタイムリー二塁打で先制したレッドソックスは、6回終了時点で6対3と3点をリードしていたものの、7回裏と9回裏にそれぞれフランシスコ・リンドーアにタイムリー二塁打を浴び、6対6の同点に。しかし、延長10回表一死走者なしの場面でブラッドリーJr.がライトへの14号ソロを放ち、延長戦を制した。レッドソックス先発のクリス・セールは、7回途中まで108球を投げて5安打5失点(自責点3)と不本意な投球となったが、12個の三振を奪い、通算2000奪三振をクリア。通算1626イニングでの達成は、レッドソックスの先輩でもある殿堂入り投手、ペドロ・マルティネスの1711回1/3を大幅に更新する歴代最速記録となった。

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