井波の古民家 ホールに 高岡高吹奏楽部OB改装記念コンサート

改装された古民家の松井さん宅で、トランペットのコンサートを開く高岡高校吹奏楽部OB

 南砺市坪野(井波)の築約100年の古民家の一部がホールに改装されたのを記念し、高岡高校吹奏楽部OBによるトランペットコンサートが14日、開かれた。お盆に集まった50~60代の6人が息の合った演奏を披露した。

 ホールは、テレビ朝日(東京)に勤める松井康真さん(56)が、実家のわらじ製作の作業所だった約50平方メートルを改装した。音響設備やスクリーンなどを設け、約20人収容のスペースに整備し、松井さん宅にちなんで「Mホール」と名付けた。

 コンサートは松井さんや、赤澤直人さん(60)らでつくるグループ「iMAMF(アイマムフ)合奏団」が、知人や親類ら十数人を招いて開催。「アメイジング・グレイス」「あの素晴らしい愛をもう一度」など約10曲を奏でた。

 演奏後、合奏団隊長の赤澤さんは「古民家を再生した斬新なホールで、とても音響がいい」と満足そうだった。松井さんはホールの活用法について「地域のコミュニケーションの場にしたい」と語った。

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