カージナルス地区首位タイ浮上 無安打阻止から6連打

【カージナルス6-0ロイヤルズ】@カウフマン・スタジアム

カージナルスは、6回までロイヤルズ先発のブラッド・ケラーの前に無安打に封じられていたものの、7回表先頭の4番マーセル・オズーナのヒットをきっかけに打線が目覚め、6連打などで一挙5点を先制。8回表にはポール・デヨングの20号ソロで1点を追加し、6対0でロイヤルズを破って連日の完封勝利をマークするとともに、「I-70シリーズ」2連戦をスイープした。ケラーに負けじと6回5安打無失点の好投を見せたカージナルス先発のダコタ・ハドソンは今季11勝目(6敗)をマーク。ケラーは今季13敗目(7勝)となった。勝利したカージナルスは、連勝を5に伸ばしてナ・リーグ中部地区首位タイに浮上。なお、デヨングは遊撃手としては球団史上初となる「複数回のシーズン20本塁打」を達成した。

7回表のカージナルスは、オズーナとデヨングの連打で無死一・二塁のチャンスを迎え、マット・カーペンターのタイムリーで先制。ここでケラーから2番手のケビン・マカーシーに投手が交代するも、ヤディアー・モリーナのレフト前タイムリーで2点目を奪った。コルテン・ウォンがバント安打で繋ぎ、無死満塁から新人ランディ・アロザレーナのメジャー初安打となるタイムリー内野安打で6連打となり3点目。このあと、デクスター・ファウラーの犠牲フライとトミー・エドマンのショートゴロで2点を追加し、一挙5点のビッグイニングとなった。好投したハドソンは「ゼロに抑えていれば打線が援護してくれると信じていた」とコメント。投手からの信頼に打線が応えた、見事な勝利だった。

© MLB Advanced Media, LP.