現在、日本では夏の風物詩である甲子園が開催されている。高校生のレベルを凌駕している球児たちの活躍に驚くことも多いだろう。
そこで今回は、サッカー界において彼らと同じ学年で世界から注目されている選手をまとめてみた。
久保 建英(レアル・マドリー)
アメリカツアーでのトレーニング、そしてプレシーズンマッチでは印象的なプレーを見せた久保だが、監督であるジダンは彼について慎重に言葉を選んでいる。
二枚のインサイドハーフの一角としての起用を考えているなら、ライバルはとても多いからだろう。また、EU圏外枠の争いもあり、競争はポジションだけにとどまらない。
とはいえ、加入当初とは違って既にカスティージャのレベルとは見られておらず、ジダンの頭を良い意味で悩ませている存在であることは間違いない。
ジョアン・ペドロ(フルミネンセ)
ジョアン・ペドロはフルミネンセで育成された新たな怪物ストライカーである。トップチームの主力に定着しており、特に今シーズンはカップ戦で5ゴールと爆発中だ。
既にユース時代にプレミアリーグのワトフォードと契約しており、来年1月から加入することが内定している。が、デビューからの目覚ましい活躍を受けて、いくつかのビッグクラブが強奪を画策しているとも噂されている。
ちなみにブラジル代表のリシャルリソン(エヴァートン)もフルミネンセからワトフォードへ移籍し、活躍した選手だ。
セップ・ファン・デン・ベルフ(リヴァプール)
去年の夏に大型補強を行ったこともあり、今年の市場では将来性のある若手の確保のみに留まっているリヴァプール。
今夏最初に獲得されたファン・デン・ベルフは中山雄太がプレーするPECズウォレで若くしてデビューしたオランダ人センターバックだ。
身長189cmと17歳にして体格は完成されており、昨シーズンはエールディビジで15試合に出場した。ファン・ダイクとのオランダ人センターバックコンビが組まれることになるか、今季注目したい。
ヤーリ・フェルスハーレン(アンデルレヒト)
ベルギーの名門クラブ、アンデルレヒトでプレーしているのがフェルスハーレンである。
以前、共にプレーしていた森岡亮太と同じく2列目でのプレーを得意としており、そのスタイルは“デ・ブライネ2世”といったところか。昨シーズンはトップチームデビュー、そして初ゴールも記録し、その名前が広く知られることになった。
その市場価値は1500万ユーロ(およそ17.6億円)まで上がっており、その注目度の高さが伺える。
アンデル・バレネチェア(レアル・ソシエダ)
グリーズマンを輩出するなど、育成面での評価の高いレアル・ソシエダ。
ウィンガーのバレネチェアは昨シーズンにトップチームデビューを果たし、リーガ初となる“21世紀生まれの選手”となった。
そして9試合に出場、さらにはレアル・マドリー相手に初ゴールを決めてみせた。今季は同級生である久保との“神童”対決も期待されるところである。