川崎市連会長に山際氏 自民、参院選向け抱負も

 自民党川崎市連は26日、川崎市内で役員会を開き、次期会長に山際大志郎衆院議員(47)=神奈川18区=を充てることを正式に決定した。任期は来年1月1日から2年間。

 山際氏は歴代会長で最年少。役員会では「勉強中の身でまだ早いとの思いもあったが、全力を持って川崎市連の繁栄と川崎から日本を元気にするために尽くしたい」とあいさつ。「当面の課題は来年の参院選。党の候補者を勝たせるためスクラムを組んでがんばりたい」と述べた。

 会長一任となる新役員の人事では参院選対策を継続するため、会長代行の坂本茂市議=川崎区=、幹事長の大島明市議=高津区=の2人を留任させた。他の役員は今後決める。

 山際氏は2003年衆院選で初当選し現在4期。安倍内閣では内閣府大臣政務官、経済産業副大臣と経済分野の要職を歴任し、現在は党国際局長代理、党組織運動本部副本部長を務める。

 同市連は、12月末で任期満了となる現会長の小泉昭男参院議員=神奈川選挙区=から退任する意向が示されたことを受け、選考委員会を設置し後任選びに入っていた。同日の役員会で、小泉会長もあいさつし「2年間の任期中、私の無理を聞いてもらい市連の勉強会を立ち上げ、20回も重ねることができて良かった。今後は新会長を支えていきたい」と述べた。

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