シャッドテールとは?
シャッドテールのシャッド(shad)は英語でニシン科の魚のことを差し、
餌となる小魚(ベイトフィッシュ)をイミテートして作られたワームです。
特徴的なのはテール(尾鰭)部分で、このテールが水を受けると左右に動き
実際に小魚が泳いでいるようなアクションをします。
とてもシンプルな作りですがフィッシュイーターを魅了し続けているワームの一つです。
今回はロックフィッシュという観点からオススメのシャッドテールをご紹介します。
レポータはわたくし
YouTuberとして活動している『アナハゼティ』のりゅうです!
宮城県気仙沼市を拠点に釣りやガサガサなどのアウトドア動画を配信しています。
釣りが大好き過ぎて、バラマンディを陸っぱりから釣るためにオーストラリアに1年半住んでたこともあります。
なぜシャッドテールが有効なのか?
ロックフィッシュというと甲殻類系のワームをイメージしがちですが、私はシャッドテールこそ万能ワームだと思います。
理由は「巻きの釣り」「点の釣り」「ディープの釣り」全てにおいて活躍できるからです。
巻きの釣り
広範囲をいち早くサーチすることができ、パイロットルアーとして活躍します。
点の釣り
ねちっこく同じ場所にアプローチし、辛抱たまらないなった魚に口を使わせます。
ディープの釣りでは
余計なパーツがついていないため、いち早く沈下しボトムを取ることができます。
また流れの早い場所でも水の抵抗が少ないため手返しよく探ることが可能です。
使い方とリグ
ロックフィッシュで私がシャッドテールを使用するときのリグは大きく分けて2つ!
「ジグヘッド」と「テキサス」です。
基本的に可能な限りジグヘッドを使用するようにしていますが、海藻や岩などの障害物があり、
根がかりが多発しそうな場合はテキサスを使用します。
可能な限りジグヘッドを使用すると書きましたが、その理由はフッキング率が高いからです。
ジグヘッドの最大のメリットは「ハリ」が常に剥き出しになっていることと、フックが常に上を向いていることです。
テキサスだとハリが隠れており、しかも重りとフックが一体化していないため、
魚がワームとフックを吸い込んだ時にフックが横を向いてしまい、
フッキングが決まらないことが稀にあります。
ただ、その分根がかりに強いというメリットが存在するので両者ともポイントによって使い分けることが大切です。
ロックフィッシュでおすすめのシャッドテール3選
①エコギアグラスミノー
私が子供の時から愛用しており、今までで一番釣ったシャッドテールと行っても過言ではない、超万能シャッドテールです。
好きな理由は、豊富なサイズ展開・カラーバリエーション・コストパフォーマンスです。
特にMサイズに関しては陸っぱりからボートロックまで幅広く使え、
初心者から上級者まで使えるシンプルで釣れるワームです。
価格も安価で、釣具屋からホームセンターまで幅広く売っているので、
見つけた際には一つタックルボックスに忍ばしておいて損はないです。
カラーバリエーションについては他社のワームとは比べものにならないくらいのカラーが展開しており、
あなたのお好みのカラーも、きっと見つかるはずです!
②ケイテック スイングインパクト
クロソイキラーと行ったらこのワーム。
文字通りテール部分が横に大きくスイングするので、水押しがかなり強いワームです。
他のワームに比べるとフォールスピードがゆっくりなのが特徴的です。
またボディには細かくリブが入っており、水を噛むことで独特の波動を生み出すため、
側線で獲物を感知する魚にとっては効果的なアピールになっているのでは? と感じています。
テキサス・ジグヘッドともに相性がいいですが、オススメの組み合わせは3.5g〜5g程度のジグヘッドです。
スイミングやリフト&フォールとの相性が抜群で、中層付近をゆっくり巻いたり、たまに止めたりしてのカーブフォール中にバイトが集中します。
初心者にも扱いやすいので、クロソイをまだ釣ったことがない人にはぜひ試してほしいワームです!
③ハゼドンシャッド
最近ハマっているシャッドテールです。
他のシャッドテールとの決定的な違いはボディが扁平になっていること。
これにより正面から水を受けた時にダイレクトにテール部分へ水流があたるため
わずかな水流でもテールが動くのが特徴的です。
また扁平ボディの特徴として横からの水流があたる面積が大きいということ。
流れのある場所で側面に水があたるように使えば、流れに向かって一生懸命に泳ぐ
イワシなどのベイトフィッシュの動きを忠実に再現できます。
今シーズンはこのアクションでかなりの数のメバルを釣りました。
相方のナオサンは自己記録34cmの大型メバルも釣ってます。
メバルを釣る際のオススメのリグは軽めのジグヘッドで使用することです。
先ほども説明しましたが、わずかな水流でもテール部分が動くので
私は0.9g〜3.5gまでのジグヘッドを組み合わせて使ってます。
3種類の使い分け
これは私なりの使い分けですが、
・グラスミノーはアイナメ
・スイングインパクトはクロソイ
・ハゼドンシャッドはメバル
に使用することが多いです。
もちろんすべてのワームでアイナメ・ソイ・メバルが釣れること前提の話です。
早い動き・遅い動き・テクニカルな動きみたいな感じで使い分けてます。
同じような形をしてますが、マテリアルやフォルムの違いで色々な使い分けができます。
最後に
シンプルな形状だからこそ奥が深いシャッドテール。
今まで「ロックフィッシュ=甲殻類」と思ってた方にこそぜひシャッドテールの釣りを試して欲しいです!
釣りの幅が一気に広がること間違いなしです。
皆様も自分のお気に入りのシャッドテール選びから、使い方や釣り方までを探してみてはいかがでしょうか?