残暑続くも秋の気配

20日(火)は、日本付近に顕在化してきた前線の影響で、全国的に雨の降りやすい天気となっています。特に西・東日本では、21日(水)にかけて前線が居座るため、大気の不安定な状態が続く見込みです。いつどこで急な強い雨や雷雨、竜巻などの激しい突風が起きてもおかしくない天気となっていますので、空模様の変化にはお気をつけください。

一方、週間予報では、西・東日本でも最高気温が35℃を超える猛暑日はほぼなくなってきています。また、北日本は一足先に秋が訪れ始め、上がっても25℃前後の所が多くなる予想となっています。北からは秋の空気が入り、南から入ってくる夏の空気との押し合いが始まったことで、いわゆる「秋雨前線」が日本付近に姿を現し、雨の降りやすい天気をもたらしています。

今週は曇りや雨の天気が多くなり、残暑は続きますが、少しずつ秋の気配を感じる一週間となりそうです。

気象予報士・佐藤 温子

画像について:8月20日午前11時発表の週間予報

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