【デブレツェンで砺波支社・芝井悠太】ハンガリー・デブレツェン市を訪れている砺波市出町中学校マーチングバンドは21日、ハンガリーの写真家、マーテー・アンドラーシュさん(65)による富山交流写真展の開会式で歌と踊りを披露した。
富山とハンガリーの美術家の交流は1994年から続いており、マーテーさんは昨年、富山市で開かれたとやま国際アートキャンプに参加した。写真展は、富山城(富山市)や瑞龍寺(高岡市)などを撮影した40点をクルチェ文化センターで、両国の美術家同士の交流を紹介する60点をメリウス文化センターで並べた。
同センターで開会式があり、マーチングバンドの21人が出演。「ビビディ・バビディ・ブー」や「さくらさくら」、ハンガリーの作曲家、コダーイの「羊飼い」などを歌って彩りを添えた。富山で演奏したことがあるハンガリーのドラム奏者、ウェッセル・パトリックさん(15)の演奏や、日本の短歌や詩のハンガリー語での紹介もあった。
マーテーさんは「富山と交流が続けられて感謝している」と述べ、県芸術文化協会の加藤淳会長が「これからも日本文化に親しんでほしい」とあいさつした。
県芸術文化協会、県、富山テレビ放送、北日本新聞社派遣主催。