2019-20シーズンの開幕を迎えたリーグアン。連覇中のPSGがいきなり敗れるなど波乱も起きている。
ここでは、『GQ France』による「今季のリーグアン、最も美しいユニフォームTOP10」を見てみよう。
10位 スタッド・ランス
ランスは我がリーグアンの物語。青とユリはシャンパーニュの歴史的シンボルだ。
新キットサプライヤーのUmbroがデザインしたこのアウェイユニフォームはしっかり設計されている。
9位 トゥールーズ
黒と紫、そして首と袖には赤のパイピング。Jomaが手掛けたトゥールーズの一着はGQ編集部員が無関心でいられないものだろう。
そして、“美しい”部分を見つけた。
袖に配された黒の部分は、10年前に非業の死を遂げたトゥールーズサポーターのブリス・タトン氏に捧げるものになっている。
8位 マルセイユ
この美しいブルーは、ベルナール・タピ(元マルセイユ会長)時代の最高の時を思い起こさせる。
グラフィックはヴェロドロームの屋根を支える構造物に触発されたもの。かなり成功している。また、首元(背中側)にあるマルセイユ市の紋章“ブルーの十字”も注目だ。
7位 メス
リーグアンに戻ってきたメスの3つのユニフォームは成功した。
このホームユニ、白のアウェイ、そして、サードもどでかい胸スポンサー『Car Avenue』をあまり苦にしていない。
左胸には第二次世界大戦中の抵抗のシンボルであるロレーヌ十字も。
6位 リヨン
今年のリヨンは無駄なものが省かれている。
ピュアホワイトにライトグレーなadidasの3本線、袖の赤と青のストライプ、ボタン付きのラウンドカラー。
そして、クラブのエンブレムにもいるライオンが左身頃に(透かしで)描かれている。よくやった!
5位 モナコ
1998~2001年までサプライヤーだったKappaに回帰した今季。ボディにはダイヤ柄の透かしが取り入れられたが、ホームユニフォームのほうは傑出していない。
だが、このアウェイはいい!多くのダイヤ柄があるが、完全な黒地にゴールドのほうがずっとキレイだ。そして、上品である。
4位 ナント
そう、淡いグリーンとダークグリーンが混ざり合うこの波が好きだ。
歴史的なナントのスタジアム、ラ・ボージョワールをトリビュートするデザインになっている。 グリーンだが、美しく歴史的なグリーンだ。
3位 アンジェ(※黒白のホーム)
ユヴェントスっぽいアンジェだが、まだこんなに美しいユニフォームがある。
今季は罰当たりにもストライプを封印したユーヴェとは異なり、アンジェは伝統をリスペクトしている。
今年創設100周年になるアンジェのストライプユニは素晴らしい。ゴールドで縁取った黒の袖は完璧に機能している。
※グレーのアウェイは酷評
2位 ニース
Macronが手掛けたニースの新アウェイはSNSで軽い論争を引き起こした。
サンプドリアが自分たちのユニフォームに激似だと著作権をチラつかせたのだ。
ただ、ニース側は自分たちの赤と黒には誰も著作権料を支払ってないと一蹴。
この雰囲気…特にロイヤルブルーはとても美しい。繰り返しになるが、カルチョにいるような印象を与えるだろう。とはいえ、それは必ずしも悪いことではない。
1位 PSG
素直に認めよう。PSGがこのアウェイユニをお披露目した時、我々は恐怖に包まれたことを。
そして、なぜパリがこのサンゴ色(ピンク)を選んだのかもよく分からなかった。
だが、最終的には編集部内でこのユニフォームは大ウケ。満場一致で1位になった。
「サンゴは育ち、ココナッツも育つが、男は去る」というタヒチのことわざがあるが…。