オリオールズ・アルベルト 驚異の対左腕打率4割超え

【ロイヤルズ1-8オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

オリオールズは、2回裏にジョナサン・ビヤーの17号2ランなどで3点を先制すると、その後もアンソニー・サンタンデールが12号ソロ、レナト・ヌニェスが28号ソロ、ハンザー・アルベルトが9号3ランを放ち、合計4本塁打の一発攻勢。8対1でロイヤルズに快勝した。オリオールズ先発のアーロン・ブルックスは、3回表にウィット・メリフィールドの15号ソロで1点を失ったものの、5回7安打1失点の力投で今季3勝目(7敗)をマーク。一方、ロイヤルズ先発のマイク・モンゴメリーは、3本のアーチを浴びるなど、5回8安打5失点で今季6敗目(3勝)を喫した。

オリオールズの1番打者・アルベルトが歴史的な活躍を続けている。昨季までメジャー歴3年、通算89試合出場という平凡な選手に過ぎなかったアルベルトだが、今季はこの試合での9号アーチを含め、ここまで108試合に出場して打率.317の好成績をマーク。特に際立っているのが左腕に対する驚異的な強さであり、この試合でも左腕のティム・ヒルから一発。今季の対左腕成績は171打数69安打、打率.404、OPS.964という素晴らしい数字となっている。2001年以降、レギュラークラスの選手が左腕に対して4割以上の打率をマークした例は、2004年のイチロー(.404)、2006年のブラディミール・ゲレーロ(.401)、2008年のアルバート・プーホルス(.411)、2012年のバスター・ポージー(.433)と4例しかない。アルベルトが最後まで対左腕打率4割をキープできるか注目したい。

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