日本一へ練習に熱 全日本大学女子野球選手権、魚津で23日開幕

雨天のため屋内で練習に励む日本女子体育大の選手=桃山球場

 全国20大学19チームが頂点を目指す第33回全日本大学女子野球選手権が23日、魚津市で開幕する。日本女子体育大、日本体育大など全国の強豪が魚津入りしており、22日は各地で最終調整を行った。試合会場の桃山球場では公式練習が予定されていたが雨で中止され、一部の大学は同球場屋内グラウンドで練習した。

 桃山球場屋内グラウンドは、昨年優勝した日本女子体育大、早稲田大など7チームが利用した。日本女子体育大は今年から学生が監督を務めており、選手同士で声を掛け合って練習した。監督兼主将の西條優美佳選手(4年)は「自分たちで考える野球に取り組んできた。初戦は先制して勝ち上がり、優勝へチームを勢い付けたい」と話した。

 選手権は24日から魚津市の桃山、天神山の両球場で試合を行う。富山大は24日午前11時から天神山球場で桜花学園大(愛知)との初戦を戦う。富山国際大・富山短大の合同チームは同日午前9時から桃山球場で、皇學館大(三重)と対戦する。

 全日本大学女子野球連盟主催。魚津市、市教育委員会、魚津商工会議所、市体育協会、北日本新聞社共催。

練習で笑顔を見せる選手。日本女子体育大は今年、学生が監督を務め、「選手自ら考える野球」に取り組む
練習はいくつかのグループに分かれて行い、それぞれ技術を磨いた

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