カブス乱打戦制す ダルビッシュ4被弾で6回途中7失点

【ジャイアンツ11-12カブス】@リグリー・フィールド

カブスは、両軍合計27安打23得点というジャイアンツとの壮絶な乱打戦を制し、カージナルスを抜いてナ・リーグ中部地区の首位に浮上した。3回終了時点で6対2と4点をリードしながらも、先発のダルビッシュ有が4本のアーチを浴びて6回途中7失点で降板するなど、7回終了時点で10対11と1点ビハインド。しかし、8回裏にクリス・ブライアントが逆転の26号2ランを放ち、これが決勝点となった。カブス5番手のブランドン・キンツラーが今季3勝目(2敗)、6番手のクレイグ・キンブレルが今季11セーブ目をマーク。逆転弾を浴びたジャイアンツ6番手のレイエス・モロンタが今季7敗目(3勝)を喫した。

1回表にエバン・ロンゴリアの16号2ランでジャイアンツに先制を許したカブスは、直後の1回裏にニコラス・カステヤーノスの19号2ランで同点とし、2回裏にダルビッシュとカステヤーノスのタイムリーで2点を勝ち越し。3回裏にはカイル・シュワーバーに29号2ランが飛び出し、4点をリードした。5回表にマイク・ヤストレムスキーの17号2ランで2点差とされ、5回裏にビクトル・カラティーニのタイムリーでリードを3点に広げたが、6回表にスティーブン・ボートとケビン・ピラーの連続アーチで7対7の同点に追い付かれたところでダルビッシュは降板。さらにオースティン・スレイターにも2点タイムリー二塁打が出て、ジャイアンツにリードを奪われた。その後、6回裏に3点を奪って逆転に成功するも、7回表に2失点。しかし、8回裏にブライアントがひと振りで試合をひっくり返した。ダルビッシュは6回途中まで89球を投げて被安打7(うち被本塁打4)、奪三振8、無四球、失点7(自責点6)という内容。今季の防御率は4.43となった。

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