HTBのスタジオが映画館に!「ディノスシネマズHTB劇場」として「エリカ38」を上映

今年6月2日に惜しまれつつ閉館した「ディノスシネマズ札幌劇場」が、HTB北海道テレビのスタジオを活用した「ディノスシネマズHTB劇場」として9月4日から5日間限りで復活する。上映するのは、故・樹木希林さん企画の映画「エリカ38」(日比遊一監督)で、札幌未公開の作品だ。

HTBでは、第2スタジオを7月から「HTB創世スクエアスタジオ」として一般貸し出ししており、今回映画館としては初の活用となる。「ディノスシネマズ札幌劇場」は戦前の芝居小屋に起源を持つ娯楽施設で約100年の歴史があり、閉館を惜しむファンも多い。同館は札幌都心で新たな移転先を探しており、HTBでは応援の意味を込めて今回の上映会を共同主催したという。

「エリカ38」は、樹木さんが生前、自身初となる企画の下で製作された映画。実在の事件をモチーフに、60歳を過ぎても38歳と偽って男をだまし、異国の地で逮捕された女性の生きざまを描く話題作だ。主人公のエリカ役を45年ぶりの映画主演となる浅田美代子が務め、企画者の樹木さんはエリカの母役で出演している。ほか出演は平岳大、窪塚俊介、山崎一、山崎静代。

上映期間は9月4日~8日の5日間で、毎日午前11:00と午後2:00から上映する(1時間43分)。料金は前売り・当日共に1300円(税込・全席自由)で、チケットはHTBコーナー(札幌地下街ポールタウン)とHTB本社受付(札幌市中央区北1条西1丁目、平日午前10:00~午後5:00)で販売する。当日券はHTB本社受付で開映1時間前から販売(ディノスシネマポイントサービスは使用不可)。上映場所は「HTB創世スクエアスタジオ」(札幌市中央区北1条西1丁目)。

問い合わせはHTB広報お客様センター(011-233-6600、平日午前10:00~午後6:00)。

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