400人 プロの技学ぶ 村田兆治さんら野球教室

野球教室で子どもたちを指導する村田さん=対馬市、厳原総合公園野球場

 長崎県対馬市で開かれた離島甲子園では22日、大会提唱者の元プロ野球選手・村田兆治さん(69)らによる野球教室もあり、選手ら約400人がプロの技を学んだ。
 野球教室では、村田さんら元プロの4人が講師を務め、塁上でのリードの仕方や捕球時の構え方などを実践的に指導した。
 村田さんは、現役時の「まさかり投法」をほうふつとさせるフォームで投球して観客を沸かせたほか、けん制への対応指導の際には投手役も務め、中学生らを「失敗してもいい。何でも勉強だ」と励ましていた。
 村田さんから走塁の指導を受けた対馬ヤマネコボーイズの日高将仁・右翼手(14)は「プロの技を指導していただき感激した。離島では対外試合がなかなかできないので、この大会はとてもいい刺激になった」と話した。

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