食野よ続け!「シティからのローンを経験した世界的スター」5名

先日ガンバ大阪からマンチェスター・シティへ移籍することが決まったFW食野亮太郎。

今季についてはスコットランド・プレミアシップのハーツに貸し出される可能性が高いと伝えられており、欧州での第一歩を同じ英語圏の国で踏み出すことができそうだ。

多くの若手を獲得して修行に出すことで知られるシティ。その中で、ローン移籍を経験してスターになった選手はいるのか?5人をピックアップしてみたぞ。

カスパー・シュマイケル(レスター・シティ/GK)

2002年に父ピーターがプレーしていたマンチェスター・シティの下部組織に加入。3年後にトップチームへ昇格したが、その後ダーリントン、ベリー、フォルカーク、カーディフ、コヴェントリーと様々なところへ貸し出された。

2009年にはノッツ・カウンティに放出されたが、2011年に加入したレスター・シティで大ブレイク。2015-16シーズンには岡崎慎司らとともにプレミアリーグ優勝に貢献し、名実ともに世界有数のGKに成長した。

ジェイソン・デナイェル(リヨン/DF)

2013年にトライアルを受けてマンチェスター・シティに加入。UEFAユースリーグやU-21プレミアリーグでプレーした後、セルティック、ガラタサライ、サンダーランドへのローン移籍を経験した。

貸出先で継続的に出場機会を得たことから評価を高め、2018年にはフランスの名門リヨンへと完全移籍。リーグアンでレギュラーを獲得し、センターバックとして欠かせない戦力に。

ロニー・ロペス(セビージャ/MF)

ベンフィカの下部組織から15歳でマンチェスター・シティへと移籍した左利きの攻撃的MF。19歳でフランスのリールへと貸し出され、23試合に出場するなどして実力を証明した。

2015年には900万ポンド(およそ13.1億円)でモナコに引き抜かれ、再びリールへのローンを経験。ベルナルド・シウヴァがシティへ移籍した後にポジションを奪取し、一貫性ある活躍を見せた。今夏セビージャに加入している。

キーラン・トリッピア(アトレティコ・マドリー/DF)

あまりにもトッテナムの印象が強いが、実はマンチェスター・シティのユースで少年時代から育成された生え抜き選手だった。トップチーム昇格後にバーンズリーに貸し出され、2011年からローンされたバーンリーへ完全移籍した。

それからサイドバックとして大きく成長を遂げ、2015年にトッテナムへと移籍。シティへ去ったカイル・ウォーカーの後釜として活躍し、今夏アトレティコ・マドリーに引き抜かれた。

オレクサンドル・ジンチェンコ(マンチェスター・シティ/MF)

この5人の中では唯一マンチェスター・シティに残ることに成功したジンチェンコ。MFに加えてサイドバックまでこなせるため、様々なポジションを任せられる便利な存在となっている。

2016年にウファからシティへ加入した彼はPSVアイントホーフェンへとローン移籍した経験がある。オランダではそれほど目立った活躍はしていないが、復帰後徐々に出番を増やし、昨季はハードスケジュールの中でとても重要な役割を果たした。

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