鈴鹿10時間は2020年以降もピレリがタイヤ供給。4年間の契約交わす

 鈴鹿サーキットは8月23日、2020年以降に開催する鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10H)のタイヤサプライヤーとしてピレリと契約したことを発表した。契約期間は4年間。

 2017年まで開催されてきた鈴鹿1000kmが生まれ変わる形で誕生した鈴鹿10時間。日本のみならず、世界各国からFIA-GT3でレースを戦う強豪が集う新たな“夏の風物詩”だ。

 同大会では開催初年度の2018年からピレリがタイヤサプライヤーを務めており、今回の契約でパートナーシップが2024年まで延長された。

 レースに参戦するチームのうち、特にスーパーGTを戦っているチームはピレリタイヤを履く機会がほぼなくデータが不足している一方、ふだんからピレリを履いている海外勢にはデータがあるため、大会初年度はそれもリザルトにも影響していた。

 しかし、今回の契約で向こう4年間もピレリタイヤのワンメイクが継続されることになり、スーパーGT参戦チームも継続参戦してデータを集めることで、その差は埋まっていきそうだ。

 今後、鈴鹿サーキットとピレリは「SUZUKA10Hをより世界規模のレースに成長させるためのパートナーとして、さまざまな取組みを発展」させていくとしている。

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