ガチ「断崖」ロケ! 高所恐怖症の遠藤憲一が役者魂を見せる!!

遠藤憲一主演のフジテレビ系連続ドラマ「それぞれの断崖」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)で、静岡県南伊豆にある断崖・石廊崎ロケが行われた。

同作は、14歳の息子が同級生に殺され被害者の父となった志方恭一郎(遠藤)が、絶対に許せないはずの加害者の母・八巻はつみ(田中美里)にひかれていく禁断の愛と、家族の崩壊と再生を描くもの。シリアスな展開が続くなか、志方の取引先の営業部長だった丹野忠臣(梨本謙次郎)と旧交を温めるシーンが石廊崎で撮影された。

崖の高さは約50m。断崖まではジャングルのようなゴツゴツした道をひたすら歩く。実は、遠藤は高所恐怖症。ロケの前に「断崖と言っても360度海しかないと言われたら怖いけど、後ろには地面もあるでしょう。ギリギリまで行ったらやっぱり怖いだろうね。今の心境としてはちょっとドキドキかな」と不安定で高い場所は得意ではないと話していた。しかし、出演者とスタッフ一丸となった“断崖シーン”は無事終了。遠藤は、「もっとギリギリまで行かされてたらヤバかったけど、大丈夫だった。(大変なのは)怖さより暑さだったね、今日は。心配なのはコレ、(足元を指さして)明日は筋肉痛だね(笑)」と役者魂を見せた。

同シーンで共演した梨本も、遠藤同様に子どもの時から高所恐怖症だったというが、「地面が平らじゃないから、遠藤さんがヨロめくシーンなんか本当にコロって行っちゃうと想像してしまい怖かった。でも遠藤さんが、丹野との場面は、唯一笑顔で芝居ができるシーンだと話していて、志方さんがなごむ、癒やしを求めて会いに来る場面なので、結構暗いドラマのなかでは救いのシーンになると思うんです。2人でニコニコできるようなシーンがいくつか撮れたので、それが良かったなと思います」と最後は笑顔でロケを締めくくった。

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