県警は23日、県警本部(横浜市中区)の留置施設に留置中の男性容疑者(60)が、施設の鉄製扉(高さ約2メートル、幅約90センチ、厚さ約4センチ)に左手小指を挟み、先端部を切断するけがを負ったと発表した。
留置管理課によると、同日午前7時10分ごろ、起床後の布団の片付けを終えて男性が施設内の倉庫から出た際、バランスを崩して左手を扉と壁の間に突いた。看守の30代の男性巡査長がこれに気づかずに扉を閉めたため、男性の小指が挟まれたという。男性は病院で治療を受けた。
同課は「偶発的な事案と認識しているが、扉の開閉時などの安全確認を徹底し、再発防止に努める」としている。