くんち資料130点 踊町の魅力など紹介  10月13日まで歴史民俗資料館

展示品に見入る来館者=長崎市歴史民俗資料館

 諏訪神社(長崎市上西山町)の秋の大祭、長崎くんちに関する資料を展示する「くんち資料展」が長崎市平野町の市歴史民俗資料館で開かれている。10月13日まで(月曜休館)。入場無料。
 10月7~9日のくんちに向けてムードを盛り上げようと、毎年この時期に開いている。
 今年の踊町は今博多町、魚の町、玉園町、江戸町、籠町の5カ町。会場には各町の前回出演時の写真のほか、今年の手拭いや呈上札など約130点が並ぶ。
 龍踊(じゃおどり)ゆかりの作品として江戸時代の長崎奉行筒井政憲が揮毫(きごう)した「龍」の書と、日本画家・西村草文が諏訪神社などを描いた「諏訪乃森図」の2点を初公開した。
 永松実学芸員は「今年の踊町はどんな演(だ)し物があるのか学んでほしい」と来館を呼び掛けている。

© 株式会社長崎新聞社