非日常空間で一服 富山でゲキシブ大茶会 茶人と芸術家らコラボ

樹木の造形を前に、もてなしを受ける参加者

 県内の茶人と芸術家らがコラボレーションする「ゲキシブ大茶会」が23日、富山市磯部町1丁目の県護国神社・華山亭で始まった。一般的な茶会とは異なる斬新なしつらえの茶席を設け、参加者約40人をもてなした。25日まで。

 茶会は、お茶をたしなむ写真家の高野裕輔さん(富山市)が華道家の藤木卓さん(同)や飲食店経営のサントスさん(同)と共に昨年から実施。常識にとらわれない空間を演出し、茶道の楽しさを広めている。

 今回は茶人とアーティストら11人が個性を生かし、縁側席と座敷席を日替わりで設ける。初日は「線」をテーマに、縁側席は植物をつるし、座敷席では樹木で仕上げた造形や高野さんの写真作品を飾った。非日常的な雰囲気の中、お茶と菓子を振る舞った。

 24日は「青春時代から成熟へ」、25日は「夏から秋へ」をテーマに開く。北日本新聞社後援。

天井からつるした植物で演出された縁側席

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