若い知恵、まちに活力 富山で市街地学生企画コンペ

企画を発表し、審査員からの質問に答える生徒

 富山市の中心市街地活性化に向けた企画を若者から募る「学生まちづくりコンペティション2019」の公開プレゼンテーションが24日、富山市民プラザであった。県内外の学生・生徒による8チームが発表し、にぎわい創出や食の開発などをテーマにしたアイデア3件を採択した。(報道センター・安多萌子)

 選ばれたのは、商店主を主役にした千石町通りポスター展(富山大)、女性のための快適空間創出(滝川ほのかさん=国学院大4年、富山市出身)、幅広い世代に向けたタピオカドリンクと団子の開発(滑川高1年)の3件。それぞれ上限20万円の助成を受け、9月1日~11月22日に実行する。

 各チームは、6~7月に中心市街地の課題を探るフィールドワークや意見交換を重ねており、今回その結果を基に考案した商品やイベントなどを発表した。宮口とし廸(みち)早稲田大名誉教授ら5人が審査した。

 コンペは富山市民プラザなどでつくる実行委員会が主催し、2012年から毎年実施している。

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