鷹・工藤監督「悔しいですね」屈辱3連敗、ZOZOマリンは2勝10敗で今季終了

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

ロッテとは本拠地で残り4試合「しっかりした戦いをしないといけない」

■ロッテ 4-3 ソフトバンク(25日・ZOZOマリン)

 ソフトバンクが屈辱の3連敗を喫した。25日、敵地ZOZOマリンスタジアムでのロッテ戦。2回に先制点を奪われると、同点に追いついた7回には高橋純が危険球で退場、後を受けて緊急登板となった甲斐野がロッテ打線につかまり、3点を奪われて敗れた。

 2回に先発の武田が井上にソロ本塁打を浴びて先制された。右腕はその後は粘りつよく投げて1点にまとめていたが、打線はロッテ先発の種市の前に6回までわずか2安打に封じ込められた。

 7回に連続四球と暴投でチャンスを作り、内野ゴロの間に同点に。ノーヒットで追いついたものの、その直後、6回無死一、二塁の大ピンチを凌いだ高橋純が回を跨いだ7回先頭の中村奨の頭部に死球。危険球退場となると、4番手の甲斐野が投ゴロの間に勝ち越し点を献上。さらに鈴木に2点適時二塁打を浴びて3点差をつけられた。

 8回に牧原のソロ、9回にも牧原の適時打で1点差に迫り、なおも2死満塁と逆転のチャンスを掴んだが、最後は明石が投ゴロに倒れて敗戦。このカード3連敗となり、またしてもマジック点灯が遠のいた。

 試合後、工藤公康監督は「なんとか1つやり返したいという気持ちだったんですけど…。悔しいですね」と唇を噛んだ。今季、ロッテ戦の対戦成績は6勝15敗に。本拠地では4勝5敗ながら、敵地ZOZOマリンスタジアムでは2勝10敗と8つの負け越しとなった。指揮官は「苦しめられているので、残りの試合しっかりした戦いをしないといけない」と、残されたヤフオクDでの4試合でやり返すことを誓っていた。(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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