J-WAVEで山本彩×サッシャが対談!「ラジオ」をテーマにした新曲の歌詞に込められた思いを語る

『METRO SONGS(以下:メトロソングス)』とは、「朝・夕の通勤時間を音楽の力、歌詞の力でもっと豊かに」という想いを込めて2017年12月、antenna*と共同で立ち上げたプロジェクトです。

そんな毎回大人気のこちらのプロジェクトの第7弾が、8月26日(月)からスタートします!

8月25日(日)放送「J-WAVE SELECTION MY FAVORITE LYRICS-METRO SONGS SPECIAL-」ではメトロソングスに選ばれた、シンガーソングライターの山本彩さん×サッシャさんが対談トーク。ラジコニュース編集部でインタビュー現場に潜入しました! いったいどんなお話が聞けるのでしょうか…?

J-WAVEの番組のために書き下ろした楽曲がメトロソングスに選曲!

サッシャさんがナビゲートしている8月25日(日)放送の「J-WAVE SELECTION MY FAVORITE LYRICS-METRO SONGS SPECIAL-」では、シンガーソングライター・山本彩さんに新曲や歌詞へのこだわりについて伺いました。

サッシャ:実は山本さん、J-WAVEの番組「GYAO!CLUB INTIMATE」の新エンディングテーマを描き下ろしていただいた、というのがことの始まりなんですよね。

山本:はい。

サッシャ:タイトルが『feel the night feat.Kai Takahashi』ということで、LUCKY TAPESの高橋海さん!

山本:そうです!

サッシャ:これが初ですか?

山本:はじめましてでした。

サッシャ:はじめましてだったんだ、すごい! 海君、素敵な人ですよね~。

山本:そうですね。お若いのかなと思っていたんですけど。

サッシャ:(笑)。最初年下かと思ったということですね。

山本:年下かなと思ったんですけど、年上で。LUCKY TAPESさんの楽曲自体は結構私がやっているものとは違ったものも多いんですけど、ルーツは同じものが多かったりして。共有できるものがすごく多かったですね

サッシャ:じゃあ、まずはそういう音楽の話から始まったんですか? 二人で「どういう音楽が好き?」というところから。曲を作ることになって、「夜」と「ラジオ」というテーマで書いていただいたんですよね。最初はどんなイメージで曲作りをスタートしたんですか?

山本:最初はJ-WAVEさんからお話をいただいてから、「夜」とか「ラジオ」とか、いろんな連想できるキーワードをたくさんノートに書き出して。自分の普段の力強い歌い方っていうより、少し気を抜ける…リラックスできるような夜の楽しい曲になればいいなという思いでメロディと歌詞を書き始めました。

サッシャ:曲の作詞作曲は、海くんとの共同名義になっていますが、どういう風に割り振っていったんですか?

山本:最初は全部自分で歌う予定で作っていたんですけど、制作に入る前の段階のときに「1番と2番はAメロBメロ繰り返しじゃなくて、ラップとか入れて曲の雰囲気を変えてみたい!」と提案したら、「いいですね!」と乗っかってくださって。 「じゃあ書いてみてもらう?」とディレクターさんも言ってくださって、実際に書いてきてくれて仮歌を聴いたら「海くんに歌ってもらったほうがいいね。」となったので、曲を作っていくうちに流れでどんどん変わっていった感じです。

サッシャ:となると、曲の始まりは彩さんで、途中から海くんになって、またご自分の歌詞に戻ってくるという順番になるんですね。歌詞の世界観はどんなところにこだわったんですか?

山本:「ラジオ」とか「夜」とか、歌詞の世界が身近に感じられるようなワードを具体的に出しました。あとは夜なので、落ち着きたいけど悩みこむんじゃなくて、どこかちょっと気持ちが明るくなれるようにってところを意識して、暗くならないようにと思って書きました。

サッシャ:メロウなんだけど明るいというか………。そうなると、音と歌詞は同時進行で作っていったんですか?

山本:「歌がこうなるから音はこうして」とか、「音がこうだから歌詞はもうちょっとこうして…」っていう感じで、掛け合いみたいな感じで作っていきました。

サッシャ:そこに海くんの部分をどう繋げていくかってのも発生してくるわけでしょ? パズルみたいですね。

山本:そうですね、確かに! 新鮮でした。

東京メトロのポスターの歌詞に込められた都会のぬくもり

サッシャ:歌詞でいうと、東京メトロの広告に載るのは最初の部分ですよね。『午前0時 仕事が終わり帰る新宿はlively それがどこか居心地良いって寂しいのかな』というこの最初の2行にはどんな思いが込められているんですか?

山本:私夜になると「明日地球が終わったらどうしよう」とかいろいろと考えてしまうタイプで…

サッシャ:そこまで⁉(笑) 毎日寝れないじゃん!

山本:そうなんです、気づいたら朝みたいなことがあって。そういう時ってすごい孤独に追いやられるんですけど、だからこそそういう時は人が集まっているにぎやかな場所があると「自分以外にも人が生きてて街が動いている」みたいな安心感を得られるし、仕事終わりに一人で帰っていてもそういうところに落ち着きというか、安心感を持てるんじゃないかなと思い書きました。

サッシャ:でもこれみんな思うよね。家で一人とかでいると、本当に自分だけの世界になっちゃう瞬間があって、人が居てくれる温もりのありがたみとかの、みんな多分そういうことに葛藤しながら毎日生きてるんだと思うんだけど。僕も深夜にスーパーに行って、24時間やってるスーパーだと人がいるじゃないですか。そうすると「この時間に来てる人はなんでこんな時間にいるんだろう?」とか思うわけですよ。そういう都会ならでは温もり? 都会ってどうしても冷たいって感じがするけど、温もりってありますよね。

山本:ありますよね! そういうところに温もりを感じられるなって、書いてみて発見でもありましたね

新たな挑戦だらけのレコーディングでステップアップ!

サッシャ:レコーディングはどうでしたか?

山本:難しかったですね。このリズム感というのが……。ボーカルディレクションも高橋さんにしていただいたんですけど、慣れていないので音を前取りしてしまうこともあったらしく(音が鳴る前に声が出てしまうこと)、あとはメロディが半音使いが多くて、歌うのが難しかったですね。

サッシャ:どうしてもロックは勢いが大事というか、前のめりに出る感じがいつもの彩さんのスタイルだから、そこの違いが大変だったんですかね。

山本:繊細さを出すのが難しかったですね。楽曲を作ること自体も、この楽曲の雰囲気っていうのも初めてだったので、それもすごいチャレンジだったんですけど。歌うこと自体も、改めて自分の癖とかを見直せて、本当に勉強にもなり、挑戦にもなりっていう感じですね

サッシャ:ワンステップさらに上がった山本彩が楽しめるという曲にもなっているんですね! 先ほど曲を作るときに詞と行ったり来たりがあったというお話でしたが、作っていく中で大きく変わった部分や悩んだ部分はありましたか?

山本:そうですね、歌詞のハメが結構難しかったですかね。私は最初ギター1本と鼻歌みたいな感じでデモをお送りしていて、それに高橋さんのアレンジが返ってきた時には、高橋さんの鼻歌に変わってくるんですけど、サビの頭がちょっとした歌詞みたいなものになっていて。英単語をアルファベット読みにするみたいな感じでハマっていたんですけど、それがなんかすごく気持ちよくて…しばらくそれに引っ張られてしまって(笑)。

サッシャ:そこには意味はないのに「それでいいんじゃないか」と思うくらいハマりがよかったと。でもこのままだと意味をなさないし、みたいな(笑)。

山本:だからサビの部分の歌詞を作るのは苦労しました。

サッシャ:そこでGood night cityになったわけですか。「Good night city」も良い単語ですよね。

山本:ありがとうございます!

アヴリル・ラヴィーンと出会って、ギターを始めた!

サッシャ:一番最初に自分で意識的に手に入れた音源って何でした?

山本:多分宇多田ヒカルさんだと思います!

サッシャ:ということはCDですね。『firstlove』?

山本:いえ、『Automatic』です。…CDの前だとレコードとかですか?

サッシャ:僕の時代だともうカセットなんですよ、昭和だから。

山本:なるほど! 私はCD・MD世代です(笑)

サッシャ:『Automatic』はどうして買おうと思ったんですか?

山本:それはその頃に通いだした音楽スクールの課題曲みたいなもので、買いました。

サッシャ:じゃあ練習用って感じだったんですね~。じゃあ、好きなアーティストは? どんな人に影響を受けてきたんですか?

山本:最初はシンガーソングライターというよりもどっちかというとダンサーに行きたかったので、洋楽が多かったですね。アッシャーさんとかディスティニーズチャイルドさんとかが多かったんですけど、小学校高学年になってからアヴリル・ラヴィーンさんを薦められて、そこからもう、ハマりました!

サッシャ:「こんなかっこいいい女の子がいるんだ!」と。しかもあの当時まだ10代で…世代も近いから共感できるところも多かったのかもしれないですね。アヴリルに出会ってすぐにギターを持ったんですか?

山本:はい、もうすぐに始めました。

サッシャ:親が買ってくれたんですか?

山本:買ってくれました!

サッシャ:才能を見ぬいていたのかな~。

山本:でも最初は私よりも兄の方が音楽大好きで、兄のついでにっていう感覚で買ってもらいましたね。

サッシャ:なるほど。兄妹の特権だね。

山本:そうですね、末っ子の特権ですね(笑)。

意外にも曲作りに役立っているものは学生時代の教材⁉

サッシャ:普段はどういう風に曲作りをしたり、テーマ作りをしているんですか?

山本:歌詞のテーマはスマホのメモに気になるキーワードや初めて見る単語を日ごろからメモしています

サッシャ:そのワンフレーズから広げていくわけだ。例えばどういった言葉から始まるんですか?

山本:二字熟語もあれば四字熟語も…。英語の単語やことわざもあります。

サッシャ:そこから物語を作っていくタイプですか? それとも自分の実生活に紐づけていくのか…?

山本:実生活に紐づけていくのもあるんですけど、そこからストーリーを組み立てていくことも多いです!

サッシャ:旅をしたり映画を観たりしてインプットするという方もいると思うんですけど、彩さんは単語を多く得るためにしていることってあるんですか?

山本:高校生の頃に使っていた英語の教材を大人になってからもう一度買って、そこから学んだりしています。一つの単語の中にもものすごい意味合いのあったりするものを見つけたり、辞書をこうぱらぱら~っとして、こう…なんていうんですかね?

サッシャ:もしかして『パラパラドーン』⁉(笑)

山本:そうです!(笑)

サッシャ:すごい、面白いね。きっといろんな意味があるものがいいんですかね? ダブルミーニング的な。

山本:そうですね! いろいろな意味のあるものが好きです。

「諦めないなら焦ることもないさ」という歌詞にグッときた!

サッシャ:ほかのアーティストの曲を聴く時は歌詞って気になりますか?

山本:昔はメロが良いものが好きだったんですけど、自分で歌詞を書くようになってからは結構気になります。「このフレーズはどういう意味なんだろう?」って考察するのも好きです。

サッシャ:じゃあどちらかと言うと、ファンがひとりひとり違う受け取り方をするような歌詞が書きたいと思う?

山本:はい。ストレートに言う時とそうじゃないときのバランスが取れるといいなって思います。

サッシャ:なるほど~。そうしたらその中でひとつグッとくる歌詞を選んでいただきたいと思うんですけど…。どれにしましょう?

山本:いっぱいあるんですけど…自分が特に、自分にとって良い捉え方ができた曲というのはELLEGARDENさんの『スターフィッシュ』という曲です。

サッシャ:良い風に受け取れたっていうのはどういう部分が?

山本:2番の歌詞に、「諦めないなら焦ることもないさ」っていうフレーズがあるんですけど、そこだけは自分がやりたいことができず、その場で前に進めずに足踏みしているような焦りを感じていた時に、自分が目指すものに対しては、諦めないんだったら焦る必要はないなっていうのをすごく言ってもらえた気がして、そこから焦るっていうことをあまりしなくなりました。

サッシャ:大丈夫ですか? レコード会社の人が締め切りに曲を書いてきてくれないって不安に思ってるかもしれませんよ(笑)。

山本:(笑) でもそれも当日に書ければいいかなーみたいな(笑)。

サッシャ:でもそこまでバッて書こうって集中力を出したら書けるようになったってことですよね? 前と違って。

山本:ファーストアルバムの時とか数年前はレコーディングもズラしたりしてたんですけど、今はそれもしなくなりました。

サッシャ:じゃあ、リリースが予定通り行ってるのはエルレのおかげということですね!

新曲「棘」は、日頃の自分の思いをストレートに伝えた曲!

サッシャ:9月4日(水)リリースのセカンドシングル曲『棘』の方は、疾走感のあるロックチューンで根岸さんがプロデュースですけども、これはどんな曲なんですか?

山本:これは先ほどで言うと、ストレートにものをいう方の自分ですね。それが誰かにとっての代弁になればいいなと思いながら書いた曲です。

サッシャ:これは歌詞もちゃんと伝えるというか、バランス的に言うと直接言う感じがちょっと強いかな?

山本:そうですね。日頃から自分が溜めて思っていたことだったので、「それを吐き出すタイミングだ!」と思って、包み隠さずちゃんとストレートに言おうと思いました。

サッシャ:歌詞が“普通じゃない? いや、普通ってなんだ お前の物差しなんぞ知らねえ 大して興味もねえな”と、かなり強い言葉ですよね。あと”性別年齢そんなものはオプションに過ぎない それだけですべて測れた気になるのは愚か”ということで、本当にその通りです。ハタチくらいの時40歳になったら、すごい大人なのかなと思ったら、何も変わんない!

山本:そうですよね。私も多分一生そう思います。

サッシャ:そういうことを理解することが成長なのかなって思うんですけど。

山本:確かに! それに気づけた時がってことですね。

サッシャ:この曲に関しては吐き出すことによって、自分と向き合っている部分が結構あるんですか?

山本:自分と向き合って自分が吐き出せたっていうのもあるんですけど、たぶんそう思っているのは自分だけじゃないだろうと思ったので、それを吐き出す力になれたらいいなと思っています。

サッシャ:エルレにもらったパワーのように、この山本さんの曲で元気がもらえたり、背中を押してもらえたりするといいなという思いが込められているんですか?

山本:一番、そうなれば嬉しいです!!

今回メトロソングスに選ばれた新曲の裏話をたっぷりと語ってくれた山本さん。東京メトロを利用する方は、「夜」「ラジオ」をテーマにして書き下ろした『feel the night feat.Kai Takahashi』の中吊りポスターをぜひ探してみてくださいね!

山本彩さんサイン入りのradikoオリジナルBluetoothスピーカーをプレゼント!(3名様)

キャンペーンを記念して、山本彩さん直筆のサイン入りBluetoothスピーカーをプレゼント!

ラジコTwitter公式アカウント(@radiko_jp)をフォローしていただき、該当ツイートをリツイートしてくださった方の中から、抽選で3名様にお送りいたします。皆様のご応募お待ちしております!

募集要項

<応募について>
■応募は、本規約に同意いただける方に限らせていただきます。なお応募いただいた時点で本規約に同意したものとみなしますので、内容をよくご確認の上、ご応募ください。
■応募は、日本国内に在住の方に限らせていただきます。
■20歳未満の方は親権者の同意が必要です。
■ご応募は、2019年8月25日(日)22時55分から2019年9月1日(日)24時までの間に投稿された分までとさせていただきます。
■期間中は複数回応募いただけますが、プレゼントの当選はお一人様1回までとさせていただきます。
■上記の「応募方法」以外の方法(郵送やお電話など)によるご応募は受け付けておりません。
■Twitterはこのキャンペーンの後援、承認、運営を行っておらず、一切関係がありません。また本キャンペーンへの参加、及び賞品に関して、Twitterは一切の関与をせず、参加者はそのことに同意したものとみなされます。

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賞品当選者の個人情報(氏名・住所・連絡先等)は、当社および本キャンペーンの運営の業務委託先が、本キャンペーンに関するお問い合わせ、ご連絡や賞品発送の手続きのために使用いたします。(本キャンペーンでは、当選者の方のみ個人情報をお預かりいたします)
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<お問い合わせ先>

株式会社radikoヘルプページ

受付期間:2019年8月25日(日)〜2019年9月30日(月)

J-WAVE SELECTION MY FAVORITE LYRICS-METRO SONGS SPECIAL-

放送局:J-WAVE

放送日時:2019年8月25日 日曜日 22時00分~22時54分

出演者:サッシャ、山本彩

番組ホームページ

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