軍艦島「ガンショーくん」“2歳” 誕生日祝いアートコンテスト

 世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を構成する端島炭坑(軍艦島)をモチーフにしたキャラクター「ガンショーくん」の誕生2周年を祝うイベントが24日、長崎市松が枝町の軍艦島デジタルミュージアムであり、来場者らが記念日を祝った。
 ガンショーくんは、同ミュージアムを運営するユニバーサルワーカーズ(同市、久遠龍史社長)が2017年7月に制作した。「アート作品コンテスト」が催され、イラストや絵描き歌の映像など“2歳”を祝う14作品が応募された。来場者の投票で、ガンショーくんを毛糸でデザインした玄関マットを制作した長崎市小江原1丁目の主婦、松本真弓さん(38)がグランプリに選ばれた。松本さんは毛糸で編み上げる作業を、徹夜もしながら2週間で仕上げたという。「名前の文字が難しかったけど、うまくできた。うれしい」と喜びを語った。
 キャラクターの草案者の小西慶さんも東京から駆け付け、「いろんな方法で表現されている。皆さんに愛されて感動している」と話した。この日からぬいぐるみなど新グッズが発売された。

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