島原特産品 農水産加工品、菓子など新たに11点 島原市が開発の7事業者へ認定証

新たに島原スペシャルクオリティに認定された商品と事業所の関係者ら=島原市有明町、有明総合文化会館

 長崎県島原市は第15期の市認定特産品(島原スペシャルクオリティ)として農水産加工品や菓子など11点を認定し、開発した7事業者に認定証を交付した。
 認定特産品は、市内の優れた特産品の販路拡大とブランド力向上を目的に2013年度に創設。流通の専門家らでつくる委員会が商品性、独自性、信頼性の3項目を審査して認定する。今回認定された11点を加え、計120点(55事業所)となった。
 22日にあった交付式で、武長道雄委員長が事業所の代表者に認定証を授与。「認定は出発点。ビジネス戦略を駆使し島原を代表する商品に育ててほしい」と激励した。
 「島原しし万石メンチカツ」が認定されたジビエ卸売業、椿説屋(ちんぜいや)(大分市)の狩猟肉処理加工施設「ももんじファクトリー」(島原市)で施設長を務める谷口秀平さん(55)は「まだジビエはブームの域を出ていない。気軽に食べられる加工品で日本の文化にしたい」と話した。
 他の認定商品は次の通り(カッコ内は事業所名)。
 ▽自家製辛子明太子(まどか)▽かんざらしきなこプリン(三勇堂菓子舗)▽あご蒲(杉永蒲鉾店)▽プレミアム福プリン(松本ポートリー)▽真心たっプリン(同)▽白雪ぷるっプリン(同)▽スモたまくん キミノカチ(同)▽ARAN15(山崎本店酒造場)▽豆乳生キャラメル(尾崎食品)▽お豆腐生チョコ(同)

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