森きららにかわいい仲間 アメリカビーバーの双子誕生

アメリカビーバーのシュウ(左)の横で愛らしい姿を見せる双子=佐世保市、森きらら

 佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で、同園2例目となるアメリカビーバーの双子が生まれ、来園者は愛らしい姿に目を細めている。
 ネズミの仲間で、北米の水辺に生息している。水中での生活に適応するため、尻尾はオールのようになっている。
 双子は7月14日に雌のシュウ(9歳)と雄のミツバ(4歳)との間に生まれた。体長は約30センチで性別は不明。親子4匹で公開している。夜行性のため、日中は寝ていることが多く、夕方から動きだす。プールでたどたどしく泳いだり、母乳を飲んだり、餌を食べたりする様子を見た来園者は「かわいい」と、歓声を上げている。
 担当の土井雅文さん(42)は「親のサポートを受けて一生懸命泳いでいる姿は、ほほ笑ましい。家族の絆を感じてほしい」と話した。

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