次の帰化は誰?中国にいる「代表歴ない反則級ブラジル人」6名

先日広州恒大でプレーしているブラジル人FWエウケソンが中国へ帰化することがほぼ決定し、代表のメンバーに登録されたことが明らかになった。

現在多くの外国人選手を帰化させることで代表を強化するプランを立てていると言われる中国。一説には9人もの選手に国籍を与えるための動きを行っているとか。

中国のトップディビジョンである超級リーグにはそれだけ優良な外国人選手がいるということでもあり、特にエウケソンと同じブラジル人は豊富である。

ブラジルの代表歴がないにもかかわらず中国で長く活躍を見せている強力な選手たちを特集してみよう。

アンデルソン・タリスカ(広州恒大/25歳)

中国にいる期間:1年半

2014年に加入したベンフィカでいきなり凄まじい活躍をし、大きな話題を集めたタリスカ。悪魔の左足を持つボランチとして攻守に貢献、正確無比のフリーキックでも話題になった。

2016年にトルコのベシクタシュへローンされた際にも驚きだったが、2018年に広州恒大へ行ったこともさらなる驚きだった。そしてそれからも中国で別格のプレーを見せている。

アロイージオ(広東華南虎/31歳)

中国にいる期間:5年半

現在帰化が噂されているアロイージオ。中国で5年半を過ごし、2部リーグも含めて74ゴールを決めているストライカーである。これまでブラジルでの代表歴は年代別に至るまで一切所持していない。

サンパウロから2013年に山東魯能へと加入し、2016年に河北幸福へと移籍。昨年からは2部の広東華南虎でプレーしているが、今季は20試合9ゴールと活躍を見せている。

アラン(天津天海/30歳)

中国にいる期間:4年8ヶ月

2010年から所属したレッドブル・ザルツブルクでエースとして比類なき存在感を示し、4年半で129試合92ゴールをゲット。2014-15シーズンにはヨーロッパリーグでの得点王にも輝いた。

彼が中国へとやってきたのは2015年1月。広州恒大では外国人枠から外れるなどの経験もしたものの後に得点源として定着し、実質3年で37ゴールを奪取した。今季は天津天海にローン移籍しており、21試合で6ゴールを奪っている。ブラジルの代表歴はユースに到るまで存在せず、来年には帰化の条件が整う可能性が高い。

アレックス・テイシェイラ(江蘇蘇寧/29歳)

中国にいる期間:3年半

ブラジル各年代で多くのセレソンユニフォームを来たアレックス・テイシェイラであるが、フル代表ではプレーしていない。コパ・アメリカ・センテナリオで事前のメンバーに指名されたが、最終的に外されているからだ。

2016年1月に江蘇蘇寧は5000万ユーロ(およそ58.7億円)の移籍金を支払ってシャフタール・ドネツクから彼を獲得。それ以降超級リーグで長くプレーしているブラジル人だ。

レナト(天津天海/30歳)

中国にいる期間:4年半

2012年から2015年まで川崎フロンターレでプレーしていたことで知られるレナト。中国ではレナチーニョと登録され、リーグ有数のアタッカーとして活躍している。

これまでの中国でのプレーは連続した4年半となっており、さらに彼はナショナルチームの経験は一度もないことから、帰化できる条件が整った選手の一人でもある。元Jリーガーが中国代表になるか?

アラン・カルデッキ(重慶斯威/30歳)

中国にいる期間:3年半

U-20代表で高いレベルの活躍を見せ、将来のセレソンでエースになると期待されたストライカー。しかし2010年に契約したベンフィカで欧州進出に失敗し、ローンでブラジルへと戻って復活を見せる。

2016年には重慶力帆(当時のクラブ名)に加入。それからの3年半で42ゴールを決めるなど活躍を続けている。2014年ワールドカップのリザーブメンバーに選ばれていたが、これまでA代表でのプレーはゼロである。

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