MICE施設の名称 「出島メッセ長崎」に

MICE施設の名称「出島メッセ長崎」を発表する田上市長=長崎市役所

 長崎市は26日、JR長崎駅西側に2021年11月開業予定のMICE(コンベンション)施設の名称が「出島メッセ長崎」に決まったと発表した。田上富久市長は「出島という言葉から長崎の歴史の奥深さや世界につながっているというメッセージを感じてほしい」と期待した。
 名称は市が公募。応募1684点の中から有識者らでつくる選定審査会が選んだ。市は9月定例市議会に条例案を提出する。
 命名者になったのは同市の会社員、田苗宙(たなえひろし)さん(50)。江戸時代に海外交流の窓口となった「出島」と、見本市を意味する「メッセ」を組み合わせ、新時代の交流拠点施設として国内外にアピールする名称と評価された。
 市は利用料金の上限となる「基準額」を条例案に盛り込んだ。休日の午前9時~午後5時の利用でコンベンションホールは103万4千円、イベント・展示ホールは92万2900円とした。正式料金は今後、運営会社が決定する。

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