日仏で絶賛される明治アンティーク浪漫! 第21回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞作『ニュクスの角灯』最終巻発売!

第21回文化庁メディア芸術祭マンガ部門「優秀賞」受賞、「リーヴル・パリ2019」レコメンド作品の『ニュクスの角灯 第6巻』が刊行される。

「美世、 幸せな時代を生きる幸せな女性におなりーー」浮世絵がもたらしたジャポニスムの夜明け。 長崎とパリ、 「最も美しき時代(ベル・エポック)」を生きた人々のドラマは、 やがて1945年の「あの日」に辿り着くーー日仏で絶賛される明治アンティーク浪漫、 感動のフィナーレ。

トーチweb「ニュクスの角灯」にて現在ためし読みができるので、ぜひチェックしてみよう。また、担当編集者による編集後記も公開されている。

ニュクスの角灯

西洋文化の波が押し寄せる1878年(明治11年)の長崎で、 西南戦争で親を亡くし、 独り身となった少女・美世は、 道具屋「蛮」で奉公を始める。 外国人とのハーフである店主・小浦百年がパリ万博で仕入れてきたドレスやミシン、 双眼鏡、 ブーツといった道具は、 美世の好奇心を掻き立てた。 美世は幼いころから持つ、 モノの過去と未来の持ち主がわかる不思議な力を使いながら、 仕事を通じて経験を重ねていく。

百年に対して恋心に似た感情を覚え始める美世の変化や、 明かされていく百年の過去を中心に、 商人や遊女たちで賑わう長崎に訪れた新しい時代を瑞々しく描く。 綿密な考証をもとに、 当時の華やかな時代背景とともに事物が描き込まれ、 ミニコラムとして作中に登場したアンティークに関する豆知識が挟まれるなど、 作者の持つ知見が生かされ、 作品の実在感が高められている。 (文化庁メディア芸術祭評)

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