保育園職員が740万円着服、横浜 領収書偽造、帳簿改ざん

 横浜市南区永田東3丁目の認可保育所「たけのこ永田東保育園」の運営法人は27日、経理担当の男性職員(57)が3年にわたり、保育園の預金から計約742万円を着服した、と発表した。全額が返済されたといい、法人は職員を今月末で懲戒解雇する方針。

 運営する竹の会によると、職員は2016年8月から今年3月にかけ、領収書を偽造したり、帳簿上の額面を改ざんしたりし、106回にわたって現金を着服していた。口座から300万円が不正に引き出されているのが6月の定期監査で確認され、市が7月に指導監査したところ被害が判明した。

 職員は遊興費に使ったと説明しているという。市は経理責任者らの管理が機能していなかったと判断し、改善するよう指導した。

© 株式会社神奈川新聞社