【ラグビーワールドカップ2019 応援連載『SCRUM』#12】DJ KOO
ワールドカップに向けラグビーの魅力を伝える連載。今回も前回に引き続き、高校時代にラグビー部のキャプテンとして汗を流していたこの方に、ラグビーの魅力とワールドカップの見どころをうかがいました。
2号連続で登場! 教えてくれたのは 高校時代はラグビー部キャプテン・DJ KOOさん。
Q:DJ KOO的ラグビーの魅力とW杯の見どころを教えて!
── 高校のラグビー部ではスタンドオフだったとか。
「プレースキックも蹴りました。僕は身長が170cmもなかったのですが足が速かったり、脚力が強かったりという強みがありました。作戦を考えることも好きだったので、サインプレーの起点にもなって、スタンドオフというポジションは楽しかったですね」
── ラグビーの見どころ、魅力はどこにあるとお考えですか?
「ラグビーはポジションごとに個性のあるスポーツなので、各ポジションの役割をチェックしながら見るとすごく面白いと思います。そういう意味でも日本の選手が、オールブラックスやウェールズといった海外の大型選手にどんな作戦で立ち向かっていくか。そこが魅力であり、見どころですね。ラグビーはウエイト制ではないですから(笑)。体格の大きい人、小さい人が入り混じっている中で、どういう作戦やチームプレーをやっていくのか、というところを見ていくと楽しいと思います」
── 日本のプレーが世界に通用するようになったということですね。
「そうですね。海外に対するスポーツのコンプレックスはいつの時代にもあったんですが、ここ数年は新しい世代の人たちが世界で活躍していますよね。まさにそういうところが今回のワールドカップでも見られるのではないかと。1人のスター選手ではなく、日本代表がチームとして世界と対等に戦うという姿が見られると思います」
── それだけKOOさんもワールドカップを楽しみにされている?
「もちろんです。大会前のイベントにも呼んでいただいたり、昨年はスーパーラグビーが(東京)秩父宮ラグビー場で開催された時にDJをやらせていただいたりしました。高校時代にラグビーをやっていたということで、イベントなどでラグビーとまた巡り会えて熱く応援できるというのはうれしいです」
── 今もラグビーはよくご覧になるようですが、印象に残る試合は?
「先日のフィジー戦は素晴らしかったですね。(岩手県)釜石で最初のテストマッチだったので感動しました。地震からの復興ということもあり、ラグビーで日本人の力を合わせるという部分が伝わってきましたね」
── KOOさんの世代だと、やはり新日鉄釜石の思い出が強烈ですよね。
「そうですね、松尾雄治さんが活躍した“鉄人”新日鉄釜石です。その頃からのラグビーファンの方も、フィジー戦では大漁旗を振っていらっしゃったようで、そんな姿もまた素晴らしかった。感動しましたね」
<1ランクUP>
DJ KOOのラグビー講座
注目の日本代表選手は?
僕は高校時代スタンドオフだったので、日本代表で同じポジションの田村優選手ですね。パシフィック・ネーションズのフィジー代表との試合でもパントキックを使ってトライに結びつけているんです。相手バックスの頭を越えるようなパントを上げて、そこにウイングの選手が飛び込んでトライ! これは見ている方も面白いと思います。プレースキックも正確ですし、華がある選手です。田村選手にはぜひ注目してほしいですね。
【プロフィール】
DJ KOO
1961年8月8日、東京都生まれ。しし座。O型。ダンス&ボーカルグループ・TRFのDJでリーダーも務める。近年は日本の文化である「お祭り」や「盆踊り」を広めるために“Mr.盆踊り”としても活躍中。座右の銘は“One Asia, One World”。
【Information】
「ラグビーワールドカップ2019日本大会」は、9月20日~11月2日まで開かれ、世界各国の20チームが優勝を争う。日本代表は開幕当日に行われるロシアとの初戦を皮切りに、10月5日のサモア戦、10月13日のスコットランド戦などに出場。
【プレゼント】
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応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募締切:2019年9月4日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」9月6日号(P114)をご覧ください。
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取材・文/田村友二 撮影/中越春樹