一騎打ち、舌戦スタート 寒川町長選告示、9月1日投開票

三堀清広氏(左)、木村俊雄氏(右)

 任期満了に伴う寒川町長選が27日告示され、5日間の選挙戦がスタートした。いずれも無所属で届け出順に、新人で建築事務所長の三堀清広氏(67)、現職で3選を目指す木村俊雄氏(69)=自民、立民、公明党推薦=の2人が立候補。9月1日の投開票に向け、第一声を張り上げた。

子育て環境の整備を

三堀 清広氏(67)

 未来を担う子どもたちが育つ環境を整えたい。寒川町でいろいろな経験、体験をした子どもたちが、自分が子育てするときに、再び選ぶような町にしたい。

 寒川町にはお金がない。施設を整備するにも、計画に沿ったお金を用意しなければ途中で止まってしまう。町営プールの設計が進んでいるが、施設を県に返上した上で県営のプールをお願いするのも一つの案ではないか。 (JR寒川駅前)

 ◆選挙事務所=寒川町田端675の2、電話0467(75)0815。

定住促進へ魅力発信

木村 俊雄氏(69)

 子育て・教育環境の充実に向け、施設やソフト面で子どもを取り巻く課題を解決するための条件整備を進める。

 来年は町制施行80年。先代の方々のたゆまない努力によって今の寒川がある。その魅力をもっと発信し、移住、定住の促進につなげる。

 行政、事業者、町民がそれぞれの役割を認識した中で、コンパクトだが魅力ある寒川町が持続可能な地域社会として自立できると信じている。 (寒川神社参集殿)

 ◆選挙事務所=寒川町岡田1の6の3、電話0467(84)7526。

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