八村・馬場、いざW杯へ 「ついにこの日来た」八村 「バスケ盛り上げる」馬場

出発前に報道陣の取材に応じる八村(左)と馬場(右)。中央は比江島=羽田空港

 富山市出身の八村塁(NBA・ウィザーズ)と馬場雄大(Bリーグ・A東京)を擁するバスケットボール男子日本代表は28日、中国で31日に開幕するワールドカップ(W杯)に向け羽田空港から出発した。八村は「ついにこの日が来たという感じ。積み重ねてきた成果を出せることが楽しみ」、馬場は「一丸となって戦い、日本バスケを盛り上げたい」と活躍を誓った。

 空港で出発セレモニーがあり、八村や馬場らが黒いスーツと赤色のネクタイ姿で登場。ともにやや緊張した表情だったが、記念撮影で後列に並んだ馬場に報道陣が「顔が見えるよう(前に)出て」と呼び掛けると、2人で笑い合う場面もあった。居合わせた空港利用客も様子を見守った。

 セレモニー前には比江島慎(Bリーグ・宇都宮)と共に報道陣の取材に応じ、初戦のトルコ戦に向け八村は「手足が長い相手をディフェンスで抑えることが大事」と強調。馬場は「一つ一つのフォーメーションをしっかりやっていけば、チャンスはある」と話した。

 日本が予選を突破してW杯に出場するのは21年ぶりで、世界ランクは48位。1次リーグで9月1日にトルコ(世界ランク17位)、同3日にチェコ(同24位)、5日に米国(同1位)と対戦する。

出国ゲートを通る八村。奥は馬場
記念撮影で笑顔を見せる八村(左)と馬場(右)
出発セレモニーに臨む八村(後列左)と馬場(同2人目)
出発セレモニーで列に並ぶ八村(左)と馬場

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