【イングランド】バリーが125年在籍のEFLから除名に… 存続危機のボルトンは14日間の猶予

イングランド・リーグ1(3部)に所属し、現在存続の危機に立たされるボルトン・ワンダラーズは、クラブ売却か残りのシーズンで資金を提供できるか証明するまで、14日間の猶予が与えられた。

ボルトンの管人者であるポール・アップルトン氏は、EFL(イングランド・フットボール・リーグ)にクラブ売却しなければ資金の確保はできないと報告。これを受けたEFLは、現時間27日の午後11時に「今日の午後5時までに、ボルトンから破産申請に対する撤回の通知を受け取ることが出来なかった。協議により、リーグの定款にある破産ポリシーに則り、14日間(2019年9月12日午後11時59分)の猶予の後、EFLの登録から除名することとなる」と声明を発表している。

2000年代にプレミアリーグの常連だったボルトンは近年、経営状況が悪化。昨シーズまでは2部相当のチャンピオンシップ所属していたが、今季リーグ1に降格し、今年5月には破産申請を行っていた。当初は23日にクラブを売却することで合意していたものの、翌日に契約が破談に。EFLから27日午後5時までに売却を完了させるか、期限を延長するための適切な理由を提示しなければ、EFLから除名されると通達されていた。

またボルトンと同様に財政難に瀕していたバリーは、27日午前に買い手であった『C&Nスポーティング・リスク』との交渉が破談。新たな企業の買収が見込めず、125年在籍したEFLからの除名が決定した。1885年創設の歴史あるクラブの破産に、EFLのデビー・ジェバンズ会長は「今日はリーグの近年の歴史の中で最も暗い日の1つになった。バリーの人々にとってとても辛い日々が続くだろう」とコメントした。

存続危機のボルトンに14日間の猶予

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